『タクシー運転手が教える秘密の京都』

矢貫隆著。昨年9月発行の本です。京都に住みたい私は、タイトルに「京都」が入っているとつい手がのびてしまうのだ。秘密の‥といっても別にあやしい話が満載♪というのではなく、運転手の日常をあれこれ綴ったエッセーに近い。著者は、タクシー業界の現状を取材するため、(取材であることは伏せて)学生時代にアルバイトした「Kタクシー」の運転手に再びなって、京都市内を半年間流した。そのときのエピソードが主体です。

京都で「先の大戦」といったら応仁の乱だ、とか聞きますが、この本によれば決して笑い話ではないみたい。「あんたは知らんやろけどな、応仁の乱のときは大変やったんやで」と年配客から何度も聞かされたそうです。特に市中の人は見てきたように話すそうです‥。あと、京都の人は、西利も生八橋も食べないって。有名な湯豆腐やさんにも行かないって。えーそーなんですかー。市民が行く町のお豆腐やさんには、どこもベンチがあって店先でお豆腐が食べられるようになっているそうですね。うちのほうでは見たことないです。

京都では、市中心部ならタクシー2000円でたいていのところに行けるらしい。3000円台、まして4000円台を稼ぐのは結構大変みたい。お客を奪い合い、何とか乗せるまで平均40分。時には1時間かかる。観光シーズンでもなければ、月40万円の売上を達成するのは困難で、40万の水揚げでも手取り17万円。京都のタクシー運転手の平均年収は、2000年354万円だったが08年は297万円。うーむ。02年、業界の規制緩和で、同一地域同一賃金が崩れ、値下げ合戦の結果、運転手の収入は下がる一方になったと。事故も増えている(それも空車時で)、という現状が紹介されています。京阪では初乗り500円台のタクシーがあるんですって?そういう運賃の安いタクシーは歩合制ではなく、燃料・タイヤ・修理代運転手持ちの「リース制」で、水揚げが落ち込んでも運転手を確保しておけば会社の経営が成り立つ仕組みになっているそうです。
by itsumohappy  at 22:08 |   |  comment (2)  |  trackback (0)  |  page top ↑
Comments

応仁の乱

作太郎さん
たとえば山科の人たちは市中心部の人たちと違って、応仁の乱を「見てきたようには語らない」そうです(^^; 
西利は観光客向けのお店ってわけだ・・本願寺そばの店舗には観光バスがいっぱいですよー
by hiro 2011/01/22 23:51  URL [ 編集 ]

相半ば

西利なんぞ、ものを知らない観光客だけ。これは本当だよ。応仁の乱は眉唾だな。
by 作 2011/01/22 00:25  URL [ 編集 ]
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