『親鸞』

五木寛之著。道新ほか地方紙に連載していた小説です。
少年「忠範」が、9歳にして出家し、比叡山での修行を経て法然上人に弟子入りして、紆余曲折ののちに「親鸞」となるまでのお話です。えー、新聞小説らしくテンポよく一気に読めます。特に前半、主人公の、少年から青年期のあたりで次々登場する、河原者から高僧・時の権力者に至るまでの多彩な人物の描写が面白いです。
登場人物の会話がけっこう現代風。まあ、800年前の人々がどんな調子で話していたかはちょっとわからないですからねぇ。

難しい教義の場面はありませんが、いわゆる悪人正機の教えについて「悪人」をどうとらえたらよいのか、救いとは何なのか、悩める親鸞の姿を通じて読者に問いかけてきます。

活字が大きく、行間も余裕があって昔なら1冊で十分まとまる量ですが、売り上げの都合上無理やり上下巻に分けたんでしょう。親鸞さんは90歳まで長生きしたそうですから後半生も小説にできますね~ 

比叡山をはじめ京都には法然や親鸞ゆかりのお寺があちこちにあります。私は比叡山くらいしか行ったことありませんので、おりを見ていろいろ訪れてみたいです。
by itsumohappy  at 00:25 |   |  comment (2)  |  trackback (0)  |  page top ↑
Comments

No title

maccha12さん
そうですね~やはり歴史とかわからないと理解できない部分って多いでしょうね。今と違って戦乱の世ですと人々が宗教に求めたものも違うでしょうし。

こちらも梅がきれいになってきました。白梅も紅梅も甲乙つけがたしです。
by hiro 2010/02/25 23:19  URL [ 編集 ]

No title

歎異抄をひらくという本を読みました。わかりやすく書いてあるみたいなのですが、脳軟化症でよくわかりませんでした(爆)仏教も教えはともかく、歴史を勉強するとおもしろいですね。
by maccha12 2010/02/24 20:10  URL [ 編集 ]
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