『ぼくは猟師になった』

千松信也著。著者は74年生まれの現役猟師です。京大を4年休学し、アジア放浪。卒業後は、運送会社作業員の仕事のかたわら狩猟を営んでいます。京都の山のふもとに住み、家の裏でイノシシや鹿を獲っているって何だかすごいです。猟師というと、マタギとかデルスウ・ウザーラとかのイメージしかないなぁ。ただこの方は、銃を使わないククリワナ猟専門です。猟の師匠は会社の同僚たちだそうです。うーん東京あたりではあまり聞かないです。

猟師になるまでの経緯と狩猟の方法を写真もまじえて記しています。わなの作り方にはじまって肉のさばき方、皮のなめし方、燻製の仕方・・と写真で工程が出ていて、雰囲気がよくつかめます。

わなの人工的なにおいや人間のにおいに気づかれないよう工夫してしかけ、猟期(11.15-2.15)の間はしかけたところを毎日見回ります。で、かかっているイノシシや鹿(それ以外は逃がす)がいたら急所をどついて殺す(--;  獲るのは自分たちや友人が食べるくらいの分だけ。鹿なら年に3,4頭獲れればいいそうです。イノシシをメインに狙っていても鹿のほうが多くつかまるのは、鹿が増えすぎているため。でも獲っても販売ルートがないので、多くのフランス料理店は鹿肉を輸入しているって。きちんと処理した野生の肉は硬くもくさくもない。調理した写真を見ると何だかおいしそうです。

休猟期は薪集め・割りしたり、山菜・魚貝採りをして過ごしています。
著者によれば、狩猟は、原始的なレベルでの動物との対峙であるがゆえに、自分自身の存在が常に問われる行為だそうです。自然によって生かされる自分を実感できる、生涯続けていくのに充分すぎる魅力を持つものらしいです。
by itsumohappy  at 00:58 |   |  comment (2)  |  trackback (0)  |  page top ↑
Comments

Re: 『ぼくは猟師になった』

寒鯉さん
あ、やはり京都では話題だったのですね。
この本は職場の図書室にあって、猟師・・・の
言葉が目に入ったので読んでみました。
採取は私もやりたいです。葉っぱや木の実
ですね。
by hiro 2009/03/24 23:28  URL [ 編集 ]

Re: 『ぼくは猟師になった』

 ヒロさん

 先に読まれてしまった!!私も読もうと思っていた本です。京都では地元紙も取り上げるなど、よそよりも一足先に話題になったはず。狩猟・採取、非常に関心あります。よんだらまた書きます。 寒鯉
 
by 寒鯉 2009/03/24 09:20  URL [ 編集 ]
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