『優雅なハリネズミ』

ミュリエル・バルベリという人の作です。何でもフランスではよく売れたそうです。

パリの高級アパルトマンでの人間模様などを、二人の女性のモノローグで綴る小説です。自分を押し殺してひっそりと生きる管理人の女性ルネが「優雅なハリネズミ」です。

「管理人らしく」ふるまっていたルネが、本質を次々見破られてうろたえる部分がなかなかユーモラスで笑わせます。フランスのイメージらしい?底意地のわるさがそこはかとなく見えるところも興味深い。理解しあう、感動を分かちあうシーンが美しいです。

「階級」が物語のポイントでしょうか。あと、猫、外国人、カメリア、京都、アンナ・カレーニナ等々のキーワードづかいが面白い。

ルネが「優雅なハリネズミ」であると見抜く少女パロマの企てを阻止するには、こんなラストにならざるをえないのかな?
まあまあおすすめできる小説だと思います。もうちょっと短いとよいかな。
by itsumohappy  at 01:03 |   |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑
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