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『バッタを倒しにアフリカへ』

前野ウルド浩太郎著(2017年)。昆虫学者のエッセーです。
バッタに食べられたい、というのが子供のころからの夢だったそうで‥。アフリカを救いたい、という一心な思いを持ち、サバクトビバッタ研究に人生を捧げるという方です。

この本は、初めてのフィールドワークの地であったモーリタニアでの活動が主に記されています。モーリタニアと言われてもどこだかぴんとこない。何でも、日本で消費されているタコの約3割は、モーリタニアからの輸入らしい。

せっかく訪れたモーリタニアは、60年に一度の大干ばつでバッタが発生していない。あれやこれやのピンチをしのぎ、危機をも楽しむくらいに奮闘する姿が読みどころでしょうか。ややユーモアが強すぎるけど。この方でなくては絶対書けない独自性があるのは間違いない。日夜バッタ研究に情熱を傾け、「ウルド」の名前を研究所長からつけられました。敬意を払われるミドルネームだそうです。

不安定な身分で、背水の陣で研究を続けるのは心身共に大変そうです。博士の方々が、広報活動に精を出さなくても、将来の心配なくじっくり研究できる世であればいいのですが…。
by itsumohappy  at 20:54 |   |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑
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