『失われた時を求めて』 第二篇 

「花咲く乙女たちのかげに」(3・4巻目)です。
スワン夫人とジルベルトをめぐる話、尊敬する作家へのアプローチ、療養地バルベックでの滞在、アルベルチーヌとの出会いなどが描かれます。

自身の生活と周囲の人々の様相をひたすら語る主人公は、今で言うひきこもりおたくに近いようなキャラクターです。全く読者の存在を意識せず、自分が語りたいことをひたすら語るのみなのか、この先の展開がさっぱりわかりません。もしかしたら何も展開しないのかも。

1、2巻同様、階級とユダヤ人に対する、人々の複雑な視線への言及があります。そのへんから社会に対する著者の姿勢が明らかになってくるのでしょうか。しかし、今のところ、貴族、それもナポレオン時代に貴族になった人々ではなく、古くからの格式のある家柄の出身者に対するあこがれを主に語っているようにみえます。
by itsumohappy  at 21:08 |  その他 |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑
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