『親鸞』 激動篇・完結篇

五木寛之作。2011年―2014年の間、地方紙44紙に連載されたものです。最初の連載時からだいぶ経っていて、続編が出来、完結していたことを知りませんでした。

罪を許された親鸞は、越後から笠間、次に京都へと移り、専修念仏をいかにして広めるか、極悪人に救いはあるか等々、思い悩みながら念仏とは何かをきわめていきます。

著者は、「これは典型的な稗史小説」と言っています。中国で、民間の風聞を身分の低い役人が集めて献上したものを稗史というのだそうです。つまり読み物ってことですね。
事実、様々な登場人物を配し、事件を取り混ぜたフィクションで読者を飽きさせません。4冊でもあっという間に読めます(活字が大きいこともある)。若い読者には親鸞を「オヤドリ」と読む人もいたそうで、この小説をきっかけに、親鸞という人をより詳しく深く知ろうという人がいれば作家として本望、と述べています。
by itsumohappy  at 20:24 |   |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑
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