『騎士団長殺し』

村上春樹作(2017年)。
村上本はタイトルが上手いと思います。何だろう?と興味をひくものがあります。そして、ストーリー運びも上手くてどんどん読み進められる。会話も都会風でしゃれている。相変わらずあってもなくてもいいような性描写がうっとうしいな。あれ、この登場人物、前の何かの作品にも出てきた人に似ているなぁ。あれはどの本だったっけ。んー思い出せない。

すいすい読んだけど結局何の話だったかほとんど覚えていない、というのが村上氏の作品の印象です。『騎士団長殺し』も同様でした。少し時間が経ったら話を忘れてしまいそうです。

いっとき楽しめるけれども本当にそれだけ。何年間かはそんな作品が続いてもよいかもしれないけれども、近頃は世の中どんどん変化・混沌としてきています。作品も相応に何かがっつりしたものがないとなー。いつものごとく、ファンタジックで豊かな別世界で才気走った話をしていてもなー。

1巻目の舞台設定はそそるものがありました。これをどう着地させるのか、させられるのかと読み進めたのですが、2巻目の半ば、穴に突入後のアドベンチャー?から何かしらけてしまいました。それで、落ちがこれ?1巻目で展開した設定の必要があったの?と拍子抜け。これはもしかしたら続編があるのかもしれません。その後の説明がないままになっている描写がありますし。

やはり、創造には限界がある。これは、何も村上氏の作品に限りません。最近、世の事実がきつすぎるのか、小説が気の抜けた作り事に見えてしまうことが多いのです。
by itsumohappy  at 00:03 |   |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑
Comments
Comment Form
管理者にだけ表示を許可する

最近のコメント
リンク
このブログをリンクに追加する
カテゴリー
月別アーカイブ
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索
FC2ブログランキング

FC2ブログランキング

RSSフィード
最近のトラックバック