『私は英国王に給仕した』

ボフミル・フラバル作(1971年)。チェコの作家です。ナチス占領下のチェコの街が舞台です。
かなりユニークな小説で、ブラックユーモアなのか、ひねった体制批判なのか、読み進めてもよくわかりませんでした。そのどちらでもない感じです。戦争に翻弄される普通の(こ狡い)小市民の半生をありのまま描くもので、読みやすくそれなりに面白いです。

ドイツ人との関係、ホテルを手に入れた経緯、釘を打ちつける息子の部分は、軽快な語り口でも、かなりぞっとする場面です。
このまま終わっていいのか?と気になりましたが、終盤、森林に暮らし、動物たちに囲まれるシーンでほっとしました。やはりある種の罰と救いがないと落ち着かないですから‥。
by itsumohappy  at 21:37 |   |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑
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