『道をひらく』

松下幸之助の随筆集です。自身の経営理念や人生指南が語られています。

先日、回覧されてきた『東洋経済』に松下幸之助の記事がありました。ふと、十数年前に、門真など松下の工場を見学したことを思い出しました。工場もいくつか見たのでどこだか忘れてしまいましたが、蛍光灯を作っているところがあって、数十メートル?の長い長い管を蛍光灯の長さにすぱんすぱん切っている光景が壮観でした。砂からガラスを作っていて、そういう電機メーカーはないがここは創業の地だから残しているなどと説明されました。

工場とともに社員の方が案内してくれたのが小さな資料館で、二股ソケットを作った土間を再現した展示なども見学しました。生活が苦しく、小学校も卒業できなかった松下氏の立身出世の道のりが、生み出した様々な商品とともに説明されていました。

商品ではありませんが、そこで印象的だったのが「巻物」です。松下氏のスピリットが数か条にわたって巻物の形で縦書きに書いてある。一、産業報国… しか覚えていませんが、これを日々の朝礼で、壇上の人がくるくるっと巻物を解いてみんなで唱和する、と聞いて、ちょっとのけぞりました(今でもやっているんですかね?)。産業報国って言葉自体、平成時代には違和感あったし。社員の方は、「うちは、泥くさくて‥。松下教みたいでしょ。ソニー(に入るようなタイプ)の人なら1日で辞めちゃいますよ。」って。敷地の壁にも巻物の文句が掲げられ、社歌なのか歌は流れてくるし、ここは何だかすごいところだと感じた記憶があります。

ただ、当時の家電を見ているうちに、この不世出の企業人のありようにやはり感動したのか、大阪からの帰り道に『道をひらく』を買ったのです。たまにぱらぱらと見ていたけれども最近はすっかり存在を忘れていました。この度の雑誌の記事を見て、探し出しました。寝る前に適当なページを開いて神様の言葉を読むのもいいかなー。
by itsumohappy  at 19:39 |   |  comment (2)  |  trackback (0)  |  page top ↑
Comments

昭和の精神

作太郎さん こんにちは。
さすがに、昔のスタイルを忠実にやってはいないと思うのですが・・社名も変えましたしね。
生産しているところを見ると、ものづくりはいいなあと感じました。一定の品質で大量生産するにはそれなりの心構えがあるのかなあとも思ったり。

昔、やはりおしゃれな感じのソニーのほうを買ったものですが、なぜかすぐ壊れましたよ、たまたまかもしれませんが。
by hiro 2016/09/11 11:29  URL [ 編集 ]

経営風土

愉快な日記でした。松下の経営風土が見えるようで。
by 作 2016/09/10 22:54  URL [ 編集 ]
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