『ヒロシマ』

ジョン・ハーシー著。増補版です。
ハーシーは、太平洋・欧州戦線の取材経験がある雑誌記者です。1946年4月、ライフ誌及びニューヨーカー誌の記者として広島を訪れ、3週間にわたり取材しました。
医者、牧師、事務員、ドイツ人神父ら6名の生存者の被爆体験が記されています。

当初版は、1946年8月31日発行のニューヨーカー誌に掲載され、発行された30万部は一日で完売しました。各地の新聞にも連載され、非常な反響を呼んだそうです。邦訳は1949年に出版されました。
1985年4月、ハーシーは、広島を再訪し、6人のその後を取材しました。この増補版には、その内容も載っています。

原爆投下直後、ある生存者は、「これはみな、人間なんだぞ」と自分に言い聞かせながら懸命に救護活動をします。負傷者の手を引いたら火傷のため、手が手袋みたいにそのままの形で抜けてしまいました。
…このような感じで、淡々と広島の惨状と放射能の恐怖を伝えています。
増補部分では、政治的ないざこざに振り回されて平和運動が分裂したことにも触れられています。

今日読んでも衝撃的な内容ですから、情報もさしてない当時、多くの良心的なアメリカ人に与えた影響はいかばかりかと想像します。
by itsumohappy  at 23:12 |   |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑
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