『ねじの回転』 

ヘンリー・ジェイムズ作(1898年)。 
19世紀後半の英国では、「幽霊協会」などのクラブの会合で、霊的体験を語るのがブームだったそうです。そんな時代背景のもとに書かれた小説です。
英国の田舎屋敷を舞台に、家庭教師が遭遇する謎の出来事。家庭教師は子供たちを守るべく勇気を奮うのですが…。

出版直後、「魂が汚される邪悪な物語」と批判されたと解説されています。「従来の常識から大きく外れたセクシュアリティのありよう」が一因とされます。←このようなあとがきを読むまで、鈍感な私は、いまひとつ読み終わってぴんときませんでした。というのは、家庭教師の言葉や人々の感情表現が上品かつ遠回しなので、深読みできなかったのです。
イギリス帝国主義に対する批判もにじませた小説、ともあり、なるほどーと気づかされた次第です。

死んだ者も怖いけれども、無垢を装う子供のほうが実は怖いのかも。
H・ジェイムズの作品はかなり苦手ですが、これは短いこともあり、読みやすいです。
by itsumohappy  at 23:11 |   |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑
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