『一〇三歳になってわかったこと』

篠田桃紅著(2015年)。副題「人生は一人でも面白い」。
1913年(大正2年)生まれの著者は、今年で103歳です。100歳超ともなると、凄い‥としかいいようがありません。著者の父は1867年(慶応3年)生まれで、夏目漱石と同年のため、漱石を身近に感じていました。芥川、太宰の作品を同時代に読み、帝国ホテルで芥川を見かけたこともあるそうです。そうすると、100年前というのは案外昔ではないような気がしてきます。

長い人生で得た、暮らしの教訓的な本です。毎日を自然体で生きるように心がける、とあります。長生きを望むなら、食事、睡眠、仕事、家事、人間関係など、その人に合ったいい加減さを保つ。何かを面白がる気持ちを持ち続け、生きていいるうちにやりたいことをなるべくしておく。この程度が自分の人生にちょうどよいと満足できる人が幸せになる、などと言っています。
奇抜な記述はありません。100歳超の余裕を感じます。

ジタバタしていないのは、おそらくこの方が健康だからでしょう。制作活動が続いても、腰痛も肩凝りもないそうです。経済的にも恵まれているのだろうと思います。
病身で貧してしまうと、そしてそれが自分の落ち度ではなかったりすると、「自分の心が幸せを決める」と言われてもたぶんぴんとこない気がします。
by itsumohappy  at 17:50 |   |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑
Comments
Comment Form
管理者にだけ表示を許可する

最近のコメント
リンク
このブログをリンクに追加する
カテゴリー
月別アーカイブ
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索
FC2ブログランキング

FC2ブログランキング

RSSフィード
最近のトラックバック