『いつまでも若いと思うなよ』

橋本治著。2014年、「新潮45」に連載されたエッセーに加筆したものです。1948年生まれの著者は、執筆当時65歳くらい。

久しぶりに橋本氏の本を読みました。最近、新作を見かけないと思っていたら、何万人に1人という免疫系の不治の難病を患っているからなのですね‥。そのせいか?基本的には書き散らした感じでまとまりないです。何でもけっこうな借金も長年背負っているそうで、普通の人なら相当つらい状況です。それでも深刻そうには書かないのが橋本氏らしいですが。

見た目も体も老いてきているのに、気持ちがジタバタと抵抗する様子がユーモラス。いつもタクシー利用では苦しいから、バスに乗るけれども、道端に立ってアホ面をさらしてバスを待つのが貧乏たらしくて嫌。バスに乗ったら乗客は年寄りばかりで、その仲間入りが決定してしまうからバスは嫌。等々、叫んでいます。

今の年寄りは、自分が年寄りであることを認めたがらないのが昔の年寄と違うところ。年寄りに対して年寄りと言ってはいけない、とコメントしています。そして、頭の中だけまだ若いから、老いる自分が認められない。老いは他人事で、自分以外の年寄りは嫌である、と。こういう複雑な心境は、その時になってみなければわからないですね。つまり、私にとっても老いは一応まだ他人事ということか。
最後に、老いの先にある「死」について、考えるのは無駄だという答えしかくれない、とありました。
by itsumohappy  at 21:44 |   |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑
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