『フランケンシュタイン』

メアリー・シェリー作(1818年)。意外とこの本の出版は古くて、日本では文化文政期。同時代人に、杉田玄白や高田屋嘉兵衛がいます。
メアリーの両親は自由主義者で文筆・思想家でした。17歳で詩人シェリーとヨーロッパへ駆け落ち。翌年、娘を出産(すぐに死去)。翌翌年に息子が誕生した19歳の頃に『フランケンシュタイン』を書き始めました。シェリーの妻の自殺後、正式に結婚しましたが、25歳の時、シェリーは、自殺同然に嵐の海へ出て溺死し、困窮したメアリーは執筆活動に励みました。

この作品しか私は知りませんが、読んでみると江戸時代の小説なのにその想像力に驚かされます。優しく善良に造られたのに、惨めな境遇のために悪魔となった、呪われた怪物の復讐話。怪物そのものの描写もですが、その苦悩と創造主への反逆を表したことに、この小説の先進性というか現代性があったのかな。科学は人類に幸福をもたらすのか?という読解のほか、出版当時は、資本家と労働者階級との対立、という解釈もあったそうです。
by itsumohappy  at 20:37 |   |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑
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