『服従』

ミシェル・ウエルベック作(2015年)。
図書室の新着棚に置いてあって、たまにはフランスの現代小説でも読んでみようかと借りてみました。初めて読む作家です。

「2017年のフランス大統領選決選投票」の様相から始まる近未来小説です。あとあじよくない内容です。ディストピアものっていうんですか?‥うう、またへんな小説を借りてしまった(--;

お話は、大統領選挙で、得票1位:国民戦線・2位:イスラーム同胞党候補となり、極右かイスラムかの選択となる。結果として、イスラム政党がヨーロッパで初めて与党になり、「人類の文明の頂点にあったヨーロッパ」は死ぬ。ソルボンヌ大学は、ソルボンヌ・イスラーム大学に変身。大学教授の主人公も宗旨替えする‥と大ざっぱですがそんな内容です。
  
フランスの政治体制や動向を知らないので、ぴんとこない部分もあります。一応、用語には丁寧な注釈が付いていますが。テロの現場を見ても慌てふためかないインテリの主人公がなんか気持ち悪い。状況の変化を淡々と受け入れていくのが不気味でした。

テロ、国民戦線の躍進など最近のフランスのニュースを見ると、このお話は決して荒唐無稽な設定ではないでしょう。なんでもこの小説は、仏新聞社襲撃事件の日に発売されたのだそうです。
by itsumohappy  at 23:25 |   |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑
Comments
Comment Form
管理者にだけ表示を許可する

最近のコメント
リンク
このブログをリンクに追加する
カテゴリー
月別アーカイブ
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索
FC2ブログランキング

FC2ブログランキング

RSSフィード
最近のトラックバック