『モーパッサン短篇選』

家にあったヘミングウェイやバルザックの短編をいくつか読みましたが、なんだかもうひとつぱっとしません。話が面白くない。
そこで、日比谷に行って借りてきたのがこれ。薄かったのでためしに読んでみました。モーパッサンは、大昔、『女の一生』を読んだきり。それも全く内容を覚えていません。

この短編集は、モーパッサンの1870,1880年代の作品(新聞小説)です。
(「水の上」、「シモンのパパ」、「椅子直しの女」、「田園秘話」、「メヌエット」、「二人の友」、「旅路」、「ジュール伯父さん」、「初雪」、「首飾り」、「ソヴァージュばあさん」、「帰郷」、「マドモワゼル・ペルル」、「山の宿」、「小作人」)

モーパッサンは、1880年、「脂肪の塊」で文壇に登場したけれども、91年、精神錯乱気味となり93年に43歳で死去。短い人生で10年ほどの文筆活動でしたが、19世紀フランスを代表する小説家とされているそうです。
「人生のある一断面をするどく切り取った」と解説にある通り、純愛、欲、狂気、老い、死などをテーマに、いつの世も変わらぬ人間のありさまが端的に描かれています。普仏戦争に従軍した経験から、戦争の惨禍を扱っているものもあります。
老いの哀しみがにじむ「メヌエット」などじんときます。物語の背景や社会情勢は、今と全く異なりますが、人の感情は変わらないので、違和感なく読めるのだと思います。
by itsumohappy  at 13:15 |   |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑
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