『山の音』

川端康成作(1954年)。
鎌倉に住む中流(中の上くらいか)サラリーマンの主人公、尾形信吾は、息子夫婦及び娘夫婦の家庭の事情に翻弄され、悩める日々を送る。夫に裏切られどおしでも健気な嫁が不憫で、そして、気になって仕方がない。昔あこがれていた、妻の姉を忘れられず、折にふれて思い出し奇妙な夢を見続ける。自分は、不実な息子、不幸な娘をはじめ、周りの者を誰も幸せにはできなかった。・・というような心理描写が主体のお話です。生ぐささと品のよさの均衡がとれているといいますか、微妙な小説です。感想が難しい。楽しい内容ではないがぐいぐい読ませます。東京までの通勤風景や鎌倉の描写も印象的です。
by itsumohappy  at 22:39 |   |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑
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