『茶の湯』展

20日、東博へ行きました。足利将軍家の茶から侘び茶、近代数寄者の茶と時代を追って展観するものです。
平日なのにそこそこ混雑。器物の展示品はみな小さいので人が並びがち。それでも列の後ろから鑑賞できる程度だったのでまあよいか。休日だと押し合いになってしまいそうです。

このチラシのものが目玉展示。
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誰が見ても、もののすごさを感じられるのは、南宋時代の天目や青磁の花器でしょう。完璧な美そのものです。狙って作出できない希少価値が感じられます。
唐物茶入も多く展示されていました。茶入は‥、よくわからない。こういう、小さな入れものを武将はめでて、ご褒美にも用いていた。城一つに値するとか、すごいのです。チラシの肩衝「初花」は、信長、秀吉、家康が所有しました。

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そして、大亀香合。この日に見学したのは、これが23日までの展示だったためです。過去の出張展に行けなかったので。その大亀の香合がどうしてすごいものなのか、ぴんとこないで見るだろうと思っていたとおり、何の変哲もない亀さんでした。

真台子と唐銅皆具がありました。現代のものかと思いきや16世紀の作品。鏡のようにぴかぴかでした。 不審庵の所蔵。きちんと手入れ・保存すれば何百年ももつのです。

やはり、ぴかぴか・きらきらしたものはわかりやすい。一方、侘び茶関連は、精神世界の範疇で、どこがすばらしいのか理解しにくい。この竹籠は、田舎の親戚の納屋にありそうだと思ったりして。侘びさびを一種の貧乏くささと捉えては怒られるけれども、上流階級がひなびた行いをすれば何だか精神性が高められる気がする? 貧乏人が、ヒビが入ったりゆがんだりした器を使っても当たり前にすぎないですが。

権力者が金にあかせて、どーだ黄金の茶室!といばるのは別に良いと思います。ある意味自然体でわかりやすいです。利休の悲劇は、自身の美意識を見せつけ、権力者をセンスの悪い田舎者扱いした、と相手に感じさせてしまったところにあったのかなぁなんて、気難しそうな肖像画を見ながらまた思ったりしました。

黒楽茶碗の精神性が云々、といった難しい解説をよく見かけますが、利休の唱えた侘び茶の精神は、本来、単純明快なものだと思います。「茶はさびて心はあつくもてなせよ道具はいつも有合にせよ」、「茶の湯とは只湯をわかし茶を点ててのむばかりなる事と知るべし」などなど。利休七則を日々実践すれば、すごく向上できそうだし。

珍しく、コーナーの解説もひととおり読んでかなり時間をかけて鑑賞しました。

本館のほうも少しだけ見学。
永楽善五郎の茶碗
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舞楽の衣装。なんか独特だ‥ 
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季節は一気に進みました。はや終盤になっている八重桜もあります。
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by itsumohappy  at 23:22 |  展示会 |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑
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