『解錠師』

スティーヴ・ハミルトン作(2009年)。
変なタイトルです。原題“The Lock Artist”をそのまま「ロック・アーティスト」と訳すとLockかRockかわかりにくいからこんな日本語タイトルになったのかな。まあ金庫破りのことです。

ダガー賞、エドガー賞などを受賞したミステリー作品です。現在と過去を交互に描写し、やがて時間差が縮まって現在の状況となる、という構成になっています。つまり、主人公の置かれた今の状況があらかじめ明らかにされているので、先の展開がわからないミステリーらしいどきどき感みたいのはありません。

主人公が解錠師として活躍するのは十代の頃なので、翻訳ならではの中途半端な言葉遣いになっている(と言っても主人公は口をきけない設定です)のが多少気になりますが、お話としては面白いです。そのうち映画化されるでしょう。でも、不幸な少年が、自ら望んだわけでもないのに重大な犯罪の道に巻き込まれていくという設定は、あまり気分がよいものではなかったなー。
by itsumohappy  at 23:05 |   |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑

「レ・ミゼラブル」

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トム・フーパー監督(2012年)。舞台「レ・ミゼラブル」の映画化です。

久しぶりの映画館。最近は家でも映画観なくなってしまってねぇ。これならと思って出かけてみました。レディースデイでもあるし(^^;

この舞台を1988年、ウエストエンドで観ました。私にとって、宝塚を除き初めて観る本物のミュージカルであり舞台でもあって、大変感銘を受けたのを今でも忘れられません。CDも何回聴いたことやら。もともと原作がよい(読んでいて本筋と関係ない描写で疲れる部分もありますが)ところ、優れた脚本と音楽により成功した舞台となったのでしょう。

で、映画でありますが、ミュージカル映画にしても普通のセリフがまずない、徹底的なミュージカルです。皆さん本当に歌っているそうです。ヒュー・ジャックマンは初めて見ました。翳り、凄みがあって今度のアカデミー賞いけるかも。どちらかというと、ジャックマンのほうがジャベール、ラッセル・クロウがジャン・バルジャンのタイプかなぁ。でもクロウのバルジャンで全編もたせるのはちょっと・・って感じ。

エポニーヌ役の女優、短い出演ながらも印象に残りました。テナルディエ夫人のH・B・カーターは、いまやすっかりきわもの系になってしまい、それがまた何だか似合っているので、複雑な気分です。昔は文芸映画の主人公をよく演じていましたからねぇ。

この作品、この音楽に、今回の映画で初めて接する人がうらやましい。
by itsumohappy  at 22:25 |  映画 |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑

大寒

昨日今日とぴかぴかのお天気です。
風は冷たいですが、おひさまがあると外に出る気になります。

真っ白な富士山。手前の大山にも雪がちらほら。
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こうして見ると丹沢の山塊はなかなか大きい。真ん中が最高峰の蛭が岳、右は西丹沢です。
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先週の月曜日に降った雪が場所によってはまだこんなに残っています。あまりないことだなぁ。
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いつも行く公園には誰もおらず・・。
マンサクのつぼみ。まだまだ固いです。
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これはコブシだったかなぁ。
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人の姿を見つけてヒヨドリがやってきた。
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何も咲いていないよねぇ>< と思いきや、蝋梅が咲き始めていました。
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甘いよい香りが漂っていました。
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by itsumohappy  at 17:22 |  花・木 |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑

『火山と地震の国に暮らす』

鎌田浩毅著(2011年)。著者は火山学者です。
日本は世界有数の変動帯にあります。活火山が100個以上、4枚のプレートがせめぎあい、先進国でもこれほど自然災害の多い国はそう多くないそうです。

東日本大震災後、地下で地震が増加した活火山は、日光白根山、焼岳、乗鞍岳、箱根山です。今後数年間は注視が必要とのこと。いつ噴火してもおかしくありません。
昨秋、登った焼岳では、もくもく勢いよく上がる噴煙が面白かったのですが、喜んでいる場合ではなさそうです。
また、震災は、富士山の地下20kmのマグマだまりにも何らかの影響を与えたらしく、流体が時折揺れているそうです。

地震と違って、火山の噴火は事前予知可能です。ひと月ほど前から前兆があります。今後心配なのは、太平洋沿岸で起きる巨大地震とそれに伴う富士山の噴火。南海トラフ沿いの巨大地震の発生は、90~150年おきで、3回に1回は超ど級地震です。次に来ると言われているのが、その超ど級の回に当たるそうで、東海、東南海、南海の3連動です。
過去、元禄関東地震(1703)に続く宝永地震(1707)の49日後に富士山は爆発しました。
地震より火山噴火のほうが人類にとって影響力が大きいそうです。文明をまるごと滅亡させたこともしばしば。また、火山灰が残るのがやっかいらしい。

造山活動のエピソードがいろいろと紹介されています。
9万年前、マグマが一度に噴出した阿蘇山の火砕流は、九州の北半分を埋め、海を越えて山口県まで達し、火山灰は北海道まで飛びました。

また、北アルプスは、変動帯を研究するには絶好の場所です。上高地のカルデラ(スペイン語の「鍋」に由来)は、世界でも最大級。太平洋プレートが日本列島を押し付け、土地が隆起し、4000m削られて露出したマグマの堆積物が冷え、数百万年かけて槍穂などの山稜となりました。
ウェストン碑の掲げられた岩が、滝谷花崗閃緑岩という火砕流堆積物で、世界一新しい(といっても140万年前)マグマ固結岩石です。花崗閃緑岩は地下3000mでできる深成岩なので、通常、地表に出るまで1000万年かかるそうです。

そして南アルプスは、フィリピン海プレートの働きによるもの。南ア最古の岩石は、北岳の八本歯コル付近の石灰岩で、1億3000万年前の珊瑚です。
中部山岳の下には2つのプレートが沈みこむので、高山が多い。

関西では、花折断層というのが、地質学者の間では知らぬものの無い有名な断層だそうです。滋賀県西部から京大のグラウンドを突き抜けて吉田山の南で終わります。断層が作った地盤の割れ目が、やがて人々の行きかう峠や谷になりました。この断層沿いの道は、北は若狭まで伸びて、京都と日本海を結ぶ主要な街道(鯖街道)となりました。

地質学者は、フィールドワークを通じて、自然現象を自分の五官で知るという楽しさがあり、野外で崖や岩、火山灰などの噴出物を見続けていくうち、目が肥えていくのだそうです。しかしながら、地球の活動には不明の点が多く、それを一般の人に理解してもらうのは非常に困難、とあります。最も基本的な断層の位置関係についても、研究者の間で議論が分かれ、一般の人々が一番知りたい部分について今の地球科学は答えられないらしい。

地震や火山活動は防ぎようがない、ということで、防災ではなく減災という言葉が火山学界で広く用いられるようになりました。日本の火山学のレベルは高いそうですが、行政レベルにおいてエキスパートが育たないということで、科学者、特に自然科学者は、市民生活に必要な科学的知識をわかりやすく効率よく伝えていくことを今後より重視すべきと著者は主張しています。
by itsumohappy  at 23:08 |   |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑

大雪

予報どおり雪になりました。意外や意外。
朝方は雨がしとしと。やがてぼたぼたと雪になりました。今年はじめての雨&雪です。
まあ、積もるほど降らないだろうと思っていたのですが。
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2時間後にはけっこうな雪景色になりました。雪って積もるときはすぐ積もるのねぇ。
横浜には大雪警報と暴風雪警報まで出て、えらいことです。救急車のサイレンが始終響いていました。
明朝が気が重い。30分は早く出ないと・・><
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昨日はぴっかぴかの快晴だったので、あまりの急変に驚くばかり。昨日、ガーデンセンターで買ったばかりのシンビが冷えちゃうなぁ。これ、5千円だったのが1500円!盛りを過ぎてしまうと本当に投売り状態です。
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3,4年前に同じところで買ったフウランがジャングル状態と化したので、分割。
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白い清楚な花が咲きます。でも株分けすると勢いが落ちて咲かないかなぁ。
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by itsumohappy  at 22:03 |  その他 |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑

三浦アルプス

まずまずの好天だった土曜日、今年初のお山歩きしてきました。三浦半島の丘陵地帯にあるハイキングコース、三浦アルプスです。道がいくつも分岐してコースがたくさんあります。

新逗子駅からバスに乗り、風早橋からスタート。町なかの坂を上がってしばらく行くと、もう仙元山の頂上です。
相模湾をくるっと眺める感じです。富士山の左に箱根の山、右に江ノ島、丹沢。
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山名の標識がちょっとかなしい感じ。
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この階段がずっと奥まで250段くらいありました。
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はや、スミレが咲いていました。
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仙元山を過ぎると、アップダウンの続く尾根歩き(といっても見晴らしのよいところは限られる)。意外に傾斜がきついところもあって、山道の写真撮っている余裕がなく・・。
そうはいっても、崖のすぐ際まで人家があり、人の声や犬の鳴き声なども聞こえてきました。

標高200m前後のピークを上がったり下ったりというのも案外体力使います。
乳頭山。山名の標識がなく、保安林の看板に手書きで乳頭山と書いてありました。
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田浦方面に近くなると房総方面の海が見えてきました。手前に自衛隊や米軍の港、左奥は横浜。アクアラインから対岸の千葉までうっすら見えました。
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三浦半島は明るくてよいです。今時期のんびり歩くのにふさわしい。
京急の案内マップを頼りに歩きましたが、それでも最後のほうで間違えた>< いくつも登場する分岐には、たいていお手製風の標識がありました。注意していないと見過ごしそうです。まあ、町が見えるので安心感はありますが、さほど人通りが多いコースではないので、変なところで落ちちゃうと大変かも・・。



by itsumohappy  at 22:57 |  旅行・山 |  comment (2)  |  trackback (0)  |  page top ↑

小寒

寒くて寒くてたまらない。ごてごて着て、ストーブや暖房つけても体が温まりません。それでもこの辺はまだましなんだろうけどー。今日、北海道のどっかで、マイナス30度超となったそうで。

一日中霜柱が消えない日でした。
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外の流しにできた氷は厚さ1センチくらい。
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これ以上寒くなるのか、早く暖かくなるのか。。
by itsumohappy  at 22:06 |  その他 |  comment (2)  |  trackback (0)  |  page top ↑

頌春

あけましておめでとうございます。
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毎年ほぼ同じ花材、同じ型で活けています(^^; 今回は、千両を採るのが遅れて、かなり鳥に食べられてしまったので、長いの1本だけ買いました。

ドナウもラデツキーも聴いたので、元旦は終わりです。
by itsumohappy  at 21:51 |  花・木 |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑
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