『緑の家』

バルガス=リョサ作(1966年)。
ペルー・アマゾン川流域の密林や周辺の村などを舞台にしたお話。時代はよくわからないけど20世紀初め位? 5つの話が交錯する複雑なつくりの作品です。時間軸がばらばら。ある場面で登場人物が会話している途中、いきなり違う場面の違う人物の会話に転換する(説明しにくい)。慣れないと非常にややこしい。名前などあまりきちんとおさえていなかったこともありますが、何が何だかよくわからないうちに終わってしまった。話そのものにひきつけられず、読むのが面倒になったともいえます。
こういう、実験的手法?でなければならない必然性はなく、いたづらに読者に苦労を強いているようなもんだー。個々のストーリーが面白いならまだしも。。だんだん、根気がなくなってきているのをしみじみ感じた読書でありました。
by itsumohappy  at 22:03 |   |  comment (2)  |  trackback (0)  |  page top ↑

松田山の桜

今日は晴れ予報だったので、新松田まで遠征してみました。
270m位の小山に河津桜が植えられています。新松田駅からもピンクのもこもこが見えます。
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満開になったばかりのきれいな状態♪
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意外にも富士山が見えた。
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気温がどんどんあがって、ぽっかぽか。ヒートテック・長袖シャツ・フリース・ゴアの上着・マフラー・手袋なんて格好してきたものだから、けっこうな荷物となってしまった。
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今日は河津も大混雑だったに違いない。。
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いかにも春のもやもや空気です。
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お昼頃からわんさか人がやってきました。
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足柄平野や酒匂川がのぞめます。
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つるし雛の展示をしていました。
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あたたかくて、なんだかだるかったです。もう少し早起きすれば富士山もじっくり眺められたかな。農園で菜の花をもらい、おみやげにみかんを買って昼過ぎに帰宅しました。
by itsumohappy  at 19:35 |  花・木 |  comment (2)  |  trackback (0)  |  page top ↑

春の目覚め

昨日は20度超えました。ラッパ水仙があっというまに開いてしまいました。
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貝母の芽が一気に吹き出した。
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フタバアオイの芽だとよいのですが。奉納する都合上、ちゃんと育つか心配で。。
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紅梅もあっというまに咲きそろった。
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メジロは鳴き声がとてもかわいい。めまぐるしく動くので、なかなか写りません。もっとかわいく撮りたいのだけど。。
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by itsumohappy  at 22:08 |  花・木 |  comment (2)  |  trackback (0)  |  page top ↑

梅が香

今日は一日うす曇り。気温はあまり上がりませんでした。それでも少し陽がさすと空気がやわらかになって、春をうっすら感じます。

お昼休みのお散歩。花木で咲いているのはまだ梅だけだった。ぷっくりしたつぼみ、かすかな香り、つつましやかな姿がいいですね。庭園の梅って、けっこうぶつ切りというか、刈りこまれていているのが多いです。
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早咲きの桜、オオカンザクラを見に行ったらまだ数えるほどしか咲いていませんでした。これでも気温が少し上がれば一気に開くんでしょうね。
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by itsumohappy  at 22:53 |  花・木 |  comment (2)  |  trackback (0)  |  page top ↑

『父 -その死-』

幸田文著。

今読んでいる外国の小説が、あまりにあまりに訳わからなくって困っています。そういう時は何かすっきりしていそうなものを読みたくなる。何冊か文学全集をひっぱり出しておいて、適当なものに逃げます。で、この短いエッセーにしてみた。

父である幸田露伴の作品ってひとつくらい読んだかなぁ。どんな小説家なのか全然わからない。なんか、お掃除の権威らしい、というのをうっすら知っている程度。ですが、「学士院会員・芸術院会員・文化勲章」という偉い方でした。最後は病重く、ぼろ家で寝たきり状態になって、終戦直後に亡くなりました。

自宅介護の日々が綴られています。「(看病人のくせに)おまえはわたしに逆らったことを悲しむときが来るだろう。かわいそうなやつだ」なんて言う病人なのに、少しでも生きながらえてもらって「父の学問を心から喜ぶ人」のお役に立てるようきっちり仕えなければと、氷や医者の手配にかけずりまわる。「父に愛されなかった」と長く恨んでいたことを心中詫び、今まで父に気に入られたことがないから、今度は気に入られる仕え方がしたい、と懸命の看病を続けます。いや大変な親子です。

物資不足のなか大した治療も受けられないで、露伴は亡くなりました。文子は、なき父との想い出は「燦として恩愛」と書いています。他人にははかり知れない親子の情愛。そういうのが薄いまま終わった自分のことを考え、少しうらやましいような、何ともいえない複雑な気分になりました。
 
by itsumohappy  at 18:10 |   |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑

稽古の先生宅から来た椿、曙が今年は咲きそうです。
うすピンクのふっくらした椿なんですよー ずっと咲かなかったけど今年は機嫌がいいみたい。
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紅梅が少しずつ開いてきた。
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クリスマスローズ。なかなか株が増えないなぁ。
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日本寒咲の次はらっぱ水仙が咲きます。
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日本寒咲の八重。頭が重いので、先日の雪でほとんど折れてしまいました。切って飾っています。多いのだと、ひと茎に7つくらい花がつきます。
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今日は一日中曇っていました。少し気温が上がってきているのか、以前のようなぴしっとした空気ではないです。また雨が降るたびに暖かくなるかな。
by itsumohappy  at 23:12 |  花・木 |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑

『苦役列車』

西村賢太著。
『文藝春秋』芥川賞掲載号が売れているんだそうです。2作で、どちらの受賞者もインパクトあるからでしょうね。ここしばらく、芥川も直木も、どちらの受賞作も関心ありませんでしたが、この度は読んでみるか。という気になりましたし。出版業界もこういうときに華々しく話題を作らないとね。これが、文藝春秋社刊の作品だったら白けるんですが、今回はどっちも『新潮』から、というのももしかしたら訳あり?

えー、苦役列車。選考委員の誰一人描けない世界だと思われます。日雇いとか1万円の部屋とか。西村氏はインタビューで、自分のことだけしか書けない、今後もダメダメ人間が主人公の私小説路線をいきます、みたいなことをつぶやいていました。この作品、主人公の、妙にプライドが高いダメ人間が、自分がダメだからダメなのに「理不尽だー」と叫んだりして、情けないけど何だかちょっと笑ってしまいます。下品なようで文体はそうでもないのか、嫌な気分にはならなかったです。
もう一方の受賞作『きことわ』(←キーワード:『葉山』 『別荘』)より、好き嫌いは別として、お話としては面白いし、強さが違います。当然です。
by itsumohappy  at 20:40 |   |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑

寒い(TT)

最近、寝ていても寒くてしかたありません。羽根布団+毛布2枚に、シャツ+ねまき+毛糸ベスト+靴下という姿で首にバスタオル巻いているのですが・・・。もうこれ以上かぶったら重いし。今夜から電気敷毛布を導入です。

帰り道、みぞれだったのに、雪になってけっこう積もっています。あータイヤが空回りしている音が聞こえる・・もう無理だって。明日が憂鬱です、というか、怖いです。早く起きて階段を掃かないとなぁ><

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水仙がみんな折れてしまうよ・・(TT)(TT)
by itsumohappy  at 23:13 |  その他 |  comment (2)  |  trackback (0)  |  page top ↑

『100年前の女の子』

船曳由美著。(2010年6月)著者は、平凡社、集英社の編集者を経て現在フリーの編集者。著者の母、寺崎テイ(明治42年生)の少女時代の回想をまとめた本です。

館林に近い農村「高松村」が舞台です。テイの実母は、里でお産した後、戻る気が失せてしまい、生後一ヶ月のテイだけが産着とおむつを付けられて嫁ぎ先に届けられました。実母とは生涯会うことはなかった。ヤスおばあさんがしばらくは面倒を見ましたが、諸事情で、里子にあちこち出された挙句、他家の養女となります。ボロ着てこき使われ、結局は寺崎の家に引き取られました。賢いテイは足利高等女学校に進み、卒業後は上京して再び学校に通い、自活の道を切り開いていきます。継母が産んだ妹が婿取りして跡をとる、という約束になっていたため戻る家がなく、ひとりで生きていかねばならなかったのです。東京で通った新設校は森本厚吉が作った学校で、校長は新渡戸稲造。吉野作造の紹介でYWCAに就職したテイは、キリスト教の理想に燃える青年と知り合い結婚。しかし、夫は理想主義者すぎてヒューズも直せなかった。貧乏暮らしがずっと続いたけれども、5人の子を全員大学にやりました。辛抱・我慢を重ね、苦労の多かったテイは、米寿を過ぎるころになって急に昔語りを始めたそうです。

幼い子でも農家では立派な労働力。5歳くらいなら畑仕事のほか、掃除・水汲み・かまどでご飯炊きなど普通にこなすんですね。働きづめでも、お盆や正月など季節の行事を心待ちにしていたことなど、当時の農村の生活が生き生きと伝わってきます。あと、印象的なのはヤスおばあさん。新聞・本を読み、「世の中がよく見える」人でした。「お墓まいりのお供え物を物陰から待ち受けている、貧しい人たちの顔を見るな」とか「街道を(物乞いのため)歩いてくる者を手ぶらで帰すな、きたない姿をしているものでもバカにしてはいけない」などとテイにこんこんと諭す、昔の、豊かでなくともまっとうな日本人像そのものです。

私の田舎は北関東なので、風景や食べ物等、この本の描写と似たところが多く、より関心をもって読めました。わたしの2人の祖母(明治31年生・宇都宮高等女学校卒と明治37年生・足利高等女学校卒)たちはどんな暮らしぶりだったのかなぁとも思ったりして。
あとがきに、老人介護施設にいる100歳となったテイは、「わたしにはおっ母さんがいなかった…」と著者に抱きついて泣く、などとあり、何だか胸がつまりました。
by itsumohappy  at 18:04 |   |  comment (4)  |  trackback (0)  |  page top ↑

『仏教伝来の道』展

東博の券をもらったので、久しぶりに行ってきました。有効期限切れまじかだったので、雪でもやむなく?お出かけです、日曜日だともっと歩きにくくなるかなぁと思って。会場はけっこうこんでいてびっくり~ どうもNHKも開催に関係しているようで、宣伝が行き届いているんでしょうか。

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駅からの道が寒くて寒くて・・><
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展示会は、仏教伝来の道ゆかりの遺跡等を描いた平山氏の作品に、遺跡の出土品や仏像などを合わせたものです。薬師寺に奉納された「大唐西域壁画」の全てがやってきました。巨大な日本画です。「大谷探検隊招来」の仏画等もありました。招来・・・ねぇ。展示内容はまあよかったけれども、画材の説明がないのは落ち着かない。どういう紙や絵の具で、とか、この絵にラピスをどれくらい使ったとか。アンコールを描いた絵で、ほとんどまっ青なものがありました。お金かかったろうなぁ。平山氏、資金調達面でもなかなかの腕だったのかな。文化財保護活動を推進するにもまずはお金ですもんね。

せっかくなので、本館も見学。ケースや照明などがずっとよくなっていますねー。
あたりはどんどん白くなってきてしまいました。
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本当に寒かったよぉ。連休だからってバスツアーなどに申し込まないでよかった。。
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しかし、電車からみても、あちこち意外に人が出ているのがわかりました。みな元気だね。
by itsumohappy  at 22:01 |  展示会 |  comment (2)  |  trackback (0)  |  page top ↑

こと始め

神社暦に今日8日は「こと始め」「初午」「針供養」とあります。あちこちの稲荷神社のお祭りも書いてあります。こと始め、って新しいお稽古ごとを始める日?と思ったら、その年の農作業を始める日、なんですねぇ。

初午はお稲荷さんの行事のようです。母のいなかでは戦争が激しくなる前まではけっこうな行事だったって。商いをしている家がお祭りしたそうです。母のところでは、門から庭にあるお稲荷の社まで綱を張り、近所の人たちが赤い旗をそこに下げに来る。お稲荷の前にやぐらを組んで太鼓をふたつ置き、近所の子供たちがそれらを叩く。その後、お菓子をやって帰す。といったことをしていました。

それと、、今日は一粒万倍日といういい日?だったのですよ。
明日は「旧七草」です。
by itsumohappy  at 23:51 |  その他 |  comment (2)  |  trackback (0)  |  page top ↑

消費増税?

先日、メモに毛がはえた程度の書きものをしていて思ったのですが、「消費増税」っていうんですか?朝日や日経だと普通に使っているので、見慣れてはいたのですが、実際自分で書くだんになって、やっぱりしっくりこないような。。いつか「ガソリン減税」ってよく聞いたような気がするからいいのかな。すると所得増税、相続増税?
結局「消費税増税」にしましたよ。あと、法人税実効税率か法人実効税率かでも、ん?となりました~。

しっかし、10%かぁ。いやほんとは10%くらいじゃ間に合わないって説もあるじゃない。消費税増税のまえにやることがあるだろーと叫んでいる人がいましたが、早晩引き上げはやむなしとしても、それに手をつける前に、廃止したほうがいい制度ってありますよねぇ。どれって言わないけど。。。
by itsumohappy  at 23:00 |  その他 |  comment (2)  |  trackback (0)  |  page top ↑

『逝きし世の面影』

渡辺京二著(2005.9)。
日本の開国前後に来日した外交官やジャーナリストが記録した、当時の日本の庶民生活や文化の様相を紹介する本。
欧米人観察者から見ると、19世紀半ばの日本には「目を見張る異質な文明」が存在しました。地域によって格差はあったが、下層階級でも打ちひしがれていず、陽気に笑って夢見るように暮らしている、とか人々は時にむき出しな好奇心を見せるが、礼節を尊び親切である、とかそんなコメントが載っています。「妖精の住む不思議な国」という印象もあります‥。産業革命がもたらした下層社会の荒廃を見ていた当時の先進国の人々にはそう映ったようです。日本の庶民は、工業化以前の働き方、つまり、働きたいとき働き、休みたいとき休むというような悠長な仕事ぶりでした。

四季折々の植物を楽しみ、自然の景観を取り入れた屋敷をつくる。巧みな仕掛けのおもちゃが豊富で、大人までもそれで遊んでいる。生活雑貨のうちのある一種類(羽織紐とか)を専門に売る店がたくさんがある。庶民でも「日常の隅々までありふれた品物を美しく飾る」ような風流な生活を送っている。ああ古きよき日本。…といっても、これらの見聞はやはりものの一面だけを伝えるものでありましょう。当時、外国人がある程度自由に歩けた地域というのは限られるし(イザベラ・バードみたいに奥地まで旅した人もいましたが)、海に近い、特に太平洋側の村落は比較的生活しやすかったろうし。でも外国人たちは、確かに見たものを記録したわけです。

著者は、開国とともに一つの個性を持った文明は滅亡したのだ、みたいに書いていますが、近世の日本人が持っていた良き特性のうち、細々ながらも今に受けつがれてきているものも多いんじゃないでしょうか。
by itsumohappy  at 23:16 |   |  comment (2)  |  trackback (0)  |  page top ↑

『きことわ』

朝吹真理子著。先だって発表された芥川賞受賞作のひとつです。『新潮』に掲載された作品です。くしくも、もう一方の受賞作も同誌に載ったものです。

受賞時にTVに写った朝吹さんは、夢見るような感じの女性でしたが、この作品も夢と現実が交錯するようなイメージ。貴子さんと永遠子さんの交流と25年後の再会のお話です。別に話らしい話もなく、読んでも何の話かな?テーマかな?と思うような、上品で淡い作品。私は、本を、ストーリーを追うようにしか読んでいないので、表現力とか小説の技法とかそういうのはよくわかりません・・。でも何百という小説から選出されたわけですから、もちろん卓越したところがあるのでしょう。うーん。感想らしい感想がないなぁ。

by itsumohappy  at 23:42 |   |  comment (2)  |  trackback (0)  |  page top ↑
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