『断食芸人』 ほか

カフカの短編をいくつか読みました。『断食芸人』のほか、『判決』『流刑地で』『火夫』『皇帝の使者』『家長の心配』『最初の苦悩』。感想が難しい。カフカですから・・・。2,3編くらいならまだしも、立て続けに読むと変な気分になってちょっといらいらしてきます。

仮に誰が書いても評価されうる作品なのか、それともカフカだから意味があるのかよくわからないです。奇妙な発想・展開を楽しめればいいのですが、私は戸惑うばかりです。何らかの寓意が読みとれる場合もありますが、全く理解できないところも多いし。まぁそういう作家なのですよね。

『判決』は、精神錯乱?状態になった父がいきなり息子に溺死を宣告し、息子は、ああそうですか、とばかりに橋から飛び降りるという話。この父が、はじめは普通に話しているのが、急に全く意味不明のことをわめきだすくだりが不気味で。読み終わって、うーん、どうしよう・・?と妙な感想を抱く小説もあまりないかも・・・。

カフカの個人的体験をふまえて読むとまだ理解しやすいようですが、あまり作家のバックグラウンドをきちんとおさえてから読んだりしないしねぇ。
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ISSUE売りのおじさん

帰り道、久しぶりにISSUE売りのおじさんを見ました。今日は風もあまりなく寒さもほどほどだったからかな。この雑誌(というか冊子)、ハリウッドスターがよく表紙になっています。今回は、ニコール・キッドマン。目をひきますねー、この方。全然年取らないし。女優オーラあふれています。

特集何?って聞くと「お風呂だよ~」というので、買ってきた。おじさん、数寄屋橋界隈がテリトリーらしいのですが、売れ行きは「まぁまぁだよ~」とのことでした。

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『フェードル』

ジャン・ラシーヌ作。1677年初演。古い~ ・・といってもこの戯曲(悲劇)は、エウリピデスの作品に取材している(私はもとの話よく知らない)そうなので、大筋は紀元前5世紀くらいにできたものなのでしょう。

これも納戸で茶色くなって活字もところどころかすれた本で、いまひとつ読む気にならなかったけど、面白かった。高雅な仏語の原文は翻訳不能と訳者(内藤濯)はいいます。でも日本語訳は、それなりに工夫されていて、品のある美しいせりふになっています。今は聞かないような言葉遣いは、なんとなく明治?っぽい。

ラシーヌって肖像を見ると太陽王みたい。と思ったら、太陽王とひとつ違いでした。あの、ぐりぐりロングヘアです。演劇界でのごたごたに嫌気がさしたとかで、37歳で文筆活動をやめてしまったと解説にあります。

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『ローラーとバイオリン』

アンドレイ・タルコフスキー監督(1960年)。46分という短い作品です。監督の第一作。

繊細で心温まる作品です。バイオリンを習っているやや気弱な少年とアスファルトのローラーひきの兄さんとの交流を描いています。タルコフスキー監督の作品、ほとんど観ていないのに何となく苦手なのですが、こういう素直な話はよいです。水と光のきらめきが美しい。ビルの破壊シーンでも何だか芸術的に見えます。

せりふも多くなく、特別な事件や主張があるわけでもなく、たんたんとしていますが、監督の、芸術に対する思いが、そっと伝わってくるような映画でした。
画面から漂うソ連の雰囲気(街や服装など)も面白かったです。
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梅一輪

寒い寒い寒い。マラソンをしている人たちもいるけど・・・。
でも季節のものはちゃんと咲いてきます。白梅をあちこちでみかけるようになりました。梅も種類が多いですね。白でも紅でも梅は八重より一重が好きです。

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ぼけているけど、紅梅。3つほど開きました。木の上のほう、陽が一日あたるところがやはり早いです。
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『イワン・イリッチの死』

レフ・トルストイ作。ひさしぶりのトルストイです。

家の、床が傾いた納戸の書棚に、ぶーぶー紙つき表紙の古い岩波文庫が並んでいて、手が届く範囲にあるのを持てるだけ適当に取ったらこれが入っていました(暗くて何が置いてあるかよくわからない)。最近電車がやたらこんで、厚い本を持って読めないので、しばらく薄めでいこうと思います。

厚さは薄いけど、味わい深い短編でした。米川正夫の訳もよいです。お話は、タイトルそのまんま、死にゆくイワン・イリッチ自身の恐怖・いらだち・生への執着などを描いています。イワンを巡る家族や同僚のリアクションも面白いです。トルストイは、『アンナ・カレーニナ』のあと10年位のブランクののちに、この作品を書いたそうです。

何故、判事として立派に生きてきた自分が、これほどまでに死の病に苦しまなければならないのか(周りは元気いっぱいなのに!)というような、ひたひたと確実に迫り来る死を前にした病人の心の動きが印象的です。病気の子供でも憐れむように同情してもらいたい、虚りの慰めで憐れんでもらっても不快だ!などと言う主人公は全く現代人と同じですね。こういう話をうまくドラマ化したら面白いかも・・・と思いました。

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『永遠平和のために』

イマヌエル・カント(1724~1804)著。1795年に出版された論文です。
最近立て続けにこれの新訳が出ました。そうすると何となく読んでみようかしら?という気分になります。普段、哲学書なんて無縁なもので・・・。

カントの生きた18世紀は、フランス革命やアメリカの独立宣言とか、昔、世界史の授業で出てきたようなイベントがいろいろあった時代です。この論文の出版された年、オーストリア、プロシャ、ロシアによる第3次ポーランド分割があり、ポーランドは無くなってしまいました。その頃日本は江戸時代(寛政)で、平賀源内や杉田玄白がカントと同時代人。何だかものすごく昔の感じです。

しかしながらこの著作は、現代の世界を念頭において論じているかのようです。人類は下手すると墓石の上に永遠平和(墓石に刻む文句らしい)を築くはめになるみたいなことを言っていますし。
カントは、永遠平和を実現するため、国家の連合とか内政干渉の禁止などを提言し、市民生活の基盤は共和制であると説いています。

中山元氏の訳は、原注まで訳していて、訳注及び解説が詳しいです。ただ、一部わかりにくいところがあって、時々つっかえました。あまり哲学書は読みなれていないもので。
「内容的な原理が強制力をもつのは、設定された目的の経験的な制約のもとで、その目的を実現しうることが前提となっている場合だけなのである。」・・・ってよくわからないですよね?(私だけか) おそらく原文に忠実に沿った訳なのだと思います。

読み終わってどうもすっきりしないな・・・と思って池内紀氏の訳を読むと、こちらは抄訳か超訳か?と思うくらいばっさりすっきりしています。要するにカントは何が言いたいのか?という点を重視した訳です。池内氏によれば、カントは検閲を意識して複雑な文章を混ぜているそうです。そういう部分は整理して、原注もかなりカットしたようです。

わかりやすさで言えば池内氏の訳がわかりやすい。すっきりしすぎたため?前半は写真+カントのお言葉で構成したページを入れています。で、ハードカバーにした分、厚さのわりに値段は高め。中山氏の訳本には『啓蒙とは何か』など他の論文も入っています。普通の文庫本の値段。買う場合は、実際に両方の本を手にとって選ぶとよいと思います。
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純粋な精神のドラマ

今日のNHK教育「この人この世界」という番組で、東京外語の亀山学長が、ドストエフスキーの『白痴』を、愛と信仰の純粋な精神のドラマであると紹介されていました。先週のテーマ『罪と罰』より面白かった。番組の性格上、小説のラストまで触れざるを得ませんが、これから読もうという人には、楽しみがかなり減ってしまいますねぇ。

『白痴』は、番組でもふれていましたが疲れる小説で、登場人物の行動が「どうしてこうなる!?」の連続でした。人間の複雑さがあますところなく展開されています。

先生は、読み解き方を今日レクチャーしておられました。登場人物それぞれの精神的な傷、絶対的な愛への嫉妬、嫉妬が砕けて自己犠牲になる瞬間などなど。主人公=神の図式に早く気づけば、読みやすくなるのですね~

長編小説は、読んでいて途中で集中力が落ちてしまうときもあるのですが、『白痴』の場合は1行1行きちんと理解しないとわからないとおっしゃってました。でもそれってかなり難しいです><
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by itsumohappy  at 23:51 |  その他 |  comment (2)  |  trackback (0)  |  page top ↑

春の足音

2月に入ってますます寒い今日この頃ですが、日差しがやはり明るくなっている!気のせいではありません。春のきらめきを微妙に感じます。

気温は前より低いのに、出てくるものはちゃんと出てきます。すずらん水仙と貝母。
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春蘭の花芽と紅梅のつぼみ
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三椏のつぼみ。どれも日に日に大きくなっています。
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by itsumohappy  at 23:54 |  花・木 |  comment (2)  |  trackback (0)  |  page top ↑

また雪・・・ (><)

さささむい。冷えると、昔、捻挫など怪我した部分が痛くなります。
しんしんと雪降っています。積もってきました・・まだ日陰には先週降った雪が残ってますけどねぇ。休日が続くのでまだよかったです。

降った翌朝が怖い。先週は、バス待ちしていたら反対車線からバイクがスリップして飛び出し、ざざーっと横転。たまたま車来ていなくてよかったけど。でももう少しそばだったらバス待ちの列にぶつかっていた。道路に積もっていなければ走れると思うのか、チェーンやスノータイヤっていうの?雪の時のタイヤしていない車も多い。外出しないに限る~ 食べ過ぎに気をつけないといけませんが。

先週の雪で茎が折れてしまった水仙です。また折れてしまうよ・・ ><
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『京都・同和「裏」行政』 

村山祥栄著。副題「現役市会議員が見た「虚構」と「真実」」。
著者は、「最年少当選記録タイ記録」(25歳)で京都市議になりました。来る京都市長選(2月17日投票)に立候補しています。

読んでみて、面白かった、と言うのは、内容からみてやや気がひけるので、えーと、衝撃的、でした。
本によれば、京都の表のキーワードは、歴史、文化、大学等誰もが思い浮かべるものであるのに対して、裏のキーワードは白足袋、共産党、同和。関西では同和の問題は大きいというのは以前から聞いていました。初めて大阪行ったとき、梅田の歩道橋に「差別をなくしましょう」の横断幕があちこちにどーんとあって、ちょっと驚いたことがあります。京都の観光地ではそういうの見かけたことはないですが。

本書で、村山氏は、ただ一人の無所属議員(現在は市長選立候補に伴い失職)として「しがらみのない」立場で、現場に切り込んで得た調査結果を踏まえ、解決策をあれこれ提案しています。
不効率なゴミ収集業務の調査に始まり、その次には、同和地区にある「コミュニティ・センター」、「改良住宅」等の施設の不適切な利用実態・管理人員配置を、データやアンケートのほか豪華な調度品の写真なども交えながら立証していて説得力があります。

氏は、タブーとされる同和問題の解決策を論じているのではなく、市の財政危機の解決及び公平な税の再分配のために、公正な政治が行われるべきであり、悪い職員を放置するのは管理者が悪い、という当たり前の主張をしているのに過ぎません。たまたま京都の場合は、税金の不正な使用に「同和」の件が大きく関わっているということでしょう。

同和問題と関連していることですが、市職員の不祥事の内容はちょっと想像超えていました。酔っ払い運転とか公金横領かな?と思ったのですが、ATMの破壊や覚せい剤の売買なんて考えもしなかった。
報道によれば、この12年間(現市長の市政期間)に逮捕された市職員93人!

村山氏は、市議としての専門を問われると「総務や人事」と答える、という部分が印象に残りました。ヒト・モノ・カネをうまく活用することを最重視しています。これってつまりマネジメント。行政だって経営ですもんねぇ。

ところで、京都市長選は、共産対非共産の構図が近年続いているようです。非共産って自・公・民主・社民推薦です(民主と社民は府連推薦とはいえ)。共産支持かそれ以外かって感じです、選挙民はそんなに単純じゃないと思いますが・・・。今回、共産、非共産、そして無所属候補として村山氏ら2名、計4名が出馬しています。
市民は不祥事問題に当然怒っているのでしょうが、それがどの程度なのかは、来る選挙の結果(と投票率)で判明するでしょう。
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by itsumohappy  at 22:46 |   |  comment (2)  |  trackback (0)  |  page top ↑

『フェラーリと鉄瓶』 

奥山清行著。副題「一本の線から生まれる「価値あるものづくり」」。
工業デザイナーの著者は、GM、ポルシェを経て、ピニンファリーナというフェラーリをデザインする会社でデザイン・ディレクターを務めた方です。学校を出てすぐ渡米し、日本の会社で働いたことはないそうです。今は自らのデザイン会社の代表で、故郷である山形の伝統産業の振興にも携わり、椅子や鉄瓶のデザインもしています。

私は、車に全然関心ないですけど、この方は1、2年前位か、たまたまつけていたNHKの番組でみて何となく知っていました。イタリア語でがんがん指示を飛ばし、弱気になったデザイナーを励まして出来上がった奇抜な車を何かのショーに出展して、見事優勝・・みたいな番組内容で、半分位しかみていなかったけど印象に残っていたのです。試作車の肌をすりすり触って微調整する職人たちも登場して。

この本では、イタリアで生活する苦労、肉食動物の社会で自分をアピールしかつ守る法、フェラーリ社のビジネス手法、「高級車」に対する日欧の考え方の違い等々、これまでの著者の経験が凝縮された言葉と興味深いエピソードで語られています。言葉遣いは柔らかですが、なかなか厳しい指摘も多いです。多機能化されすぎた製品を、短いサイクルで次々作り出さなければならない風潮を危惧しています。
 
さらに、今の巨大かつ官僚的な自動車会社の組織では、デザイナーや設計者のアイデアやメッセージがどんどんつぶされてしまって、ひとつのコンセプトを貫けず、いいものを作ろうというエネルギーを使うのがばからしくなってしまうとあります。
利益だけを優先して頭で考えたものづくりでは作り手の気持ちが伝わらない。シンプルで長く愛されるものを作っていきたい、対象がフェラーリでも鉄瓶でもその思いは同じだ、というのが著者のメッセージです。

ところで、車の品質が一番よくわかる部分って、ダッシュボードだそうですよ。意外ですね。

car.jpg

↑奥山氏がデザインしたフェラーリ社創業55周年記念モデル「エンツォ・フェラーリ」。
1億円以上するみたい。
最高速度時速350キロ以上・・・って、ジャンボジェットの離陸速度が300キロらしい。車中で話が聞こえて(350キロで会話する余裕は多分ないと思うけど)、タイヤが路面から浮かない技術を磨くためフェラーリはF1やっているのだそうです。
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by itsumohappy  at 23:50 |   |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑

『日本人とクジラ』

小松正之著。農学博士です。
縄文時代から始まる日本人とクジラ(捕鯨)との関わりについてのお話が主体です。江戸時代、クジラを捕れば村が潤い、村人はクジラに感謝して塚を立てて供養をしていたそうです。

国際捕鯨委員会(IWC)日本代表代理を務めたという著者は、当然ながら「調査捕鯨は国際捕鯨取締条約に基づく正当な活動であり、擬似商業捕鯨という批判は全く誤り」という主張です。曰く、鯨は83種類もあり、種によっては増えすぎて生態系を壊す危険がある。大食であるクジラの捕食調査は、漁業全体が受ける影響(漁獲量の減少)を調べるために重要。英米等は、環境保護運動を支持することが政治的に有利だから反捕鯨を主張しているに過ぎない。・・・というわけで、反捕鯨国が何であんなに騒ぐのかはこの本ではあまりわからないです。

英BBCの記者がグリーンピースの船に乗って書いた、先だっての日本の調査捕鯨に関するレポートがあります。 どうやら反捕鯨国には、南氷洋まで来てかわいいクジラを殺すな!みたいな感情的な反発がまずあるような。これに対して日本が、科学的なデータや条約を持ち出してどうのこうの言っても、聞く耳持たなさそうですね、残念ながら。

先日の新聞報道によれば、調査捕鯨を実施している鯨研の資金(鯨肉の売上+国の補助金)繰りが悪化しているそうです。民間会社もクジラビジネスはリスキーと判断しているというし、クジラを食べたい人もあまりいなさそうだし・・。クジラ利権団体ってあるのかなぁ。まあペイしない事業っぽい。
著者の言うように、ほんとに我々が普段食べるお魚に影響があるなら、時々クジラ捕らないと、と思いますが。

クジラ、給食でよく食べました。一週間に一度は出たんじゃないかなぁ。決まって竜田揚でした。特別好きでもなかった。ところで、毎月9日はクジラの日ですよ~。
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by itsumohappy  at 22:26 |   |  comment (3)  |  trackback (0)  |  page top ↑

『善き人のためのソナタ』

フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルクという新進の監督さんの作品。ドイツ映画。昨年のアカデミー賞外国語映画賞受賞作です。

1984年頃の東ベルリンのお話で、劇作家と舞台女優の行動を監視している秘密警察の大尉が主人公です。プーチン大統領を思わせる能面演技が主体ですが、あいまに人間として自然で自由な感情にかられる部分を微妙な表情でみせています。まぁ難しい役です。

今どき、何故この映画が作られたのかよくわかりませんが、真面目でよい映画ではあります。展開が読めるとはいえ。しかし、うーん、、大尉の気持ちの変化、一番大切な部分ですが、それがやや描き足らない気がしました。女優へのあこがれからか、体制への反発からか、大尉の決断に至るまでの葛藤や苦悩がもう少しうまく演出されているとよかったなぁ。
テーマ: 映画感想 -  ジャンル: 映画
by itsumohappy  at 23:31 |  映画 |  comment (2)  |  trackback (0)  |  page top ↑

節分の大雪

今日は朝からけっこう積もっていました。↓ 最近では珍しい。手がかじかんで、体冷え切ってます。とりあえず今日は休みでよかった~。明日の道路も心配。凍った道路歩きなれないし、車がこわいよ。犬もつらいみたいで泣いています。明日は立春なのにまだまだ寒さは続きそう (><)
 
yuki.jpg

 
by itsumohappy  at 18:56 |  その他 |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑

模写

ターナーの模写です。タイトル・・何だったかな。ターナーは風景画をたくさん描いてますね。日本人になじみやすい作風だと思うんですけど、あまり展覧会でとりあげてくれない気がします。

もしかしたら模写には向かないかも。まねると、ささーと筆が動かなくて闊達な線にならないです。
mosha.jpg
テーマ: 絵画 -  ジャンル: 学問・文化・芸術
by itsumohappy  at 18:35 |  絵画 |  comment (2)  |  trackback (0)  |  page top ↑

『オン・ザ・ロード』

ジャック・ケルアック著。
『路上』の新訳です。池澤夏樹氏が選ぶ世界文学全集(河出書房新社)の第1冊目です。
大作です。持ちやすい作りにしていますが、けっこう厚くてお弁当箱みたいです。長いのとビート文学ってことで今まで敬遠していましたが、この機会に読んでみました。読んだ感想を一言で言えば・・・思っていた以上に、全然面白くなかった。

小説の楽しみというのはいろいろとあると思います。文体を味わう。ストーリーを楽しむ。知らない世界に引き込まれる。登場人物にあこがれる。で、これらがあいまって、感動する。
この本からどの楽しみも得ることができませんでした、私の場合は。まぁ外国の小説で翻訳の場合は、もとの文体を楽しむことは不可能なので、それはあきらめますが・・。

主人公とその仲間たちが、何の目的もなく憑かれたようにアメリカ大陸をヒッチハイク等で縦横に動き回る話です。1947年ごろの設定(出版は1957年)。小説に出てくる言葉「ビート」は、くたくた・うちのめされた・うちひしがれた等々の訳が使い分けられています。でも彼らが何にうちのめされているのか不明です。悲しみとか怒りとか何らかの主張・問題意識があるわけでもなく、ただ放埓であることが当時としては目新しかったのかなぁ。真にうちのめされた人々としてではなく、エリート崩れ?の遊民としての行動が。(ケルアックやビート仲間のギンズバーグ、バロウズらはアイビーリーグで学んでいる)

私、多分読み違えているのかいい加減に読んでいるのでしょう。ともあれ、その世界に入っていけない本を読むのってつまんないです~。
テーマ: 読んだ本。 -  ジャンル: 本・雑誌
by itsumohappy  at 00:35 |   |  comment (4)  |  trackback (0)  |  page top ↑
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