『この世界の片隅に』(映画)

まだ上映しているかな?と思いきや平日でも意外に盛況でした。しばらくやっていそうです。
淡い色彩がよいです。描いた海の絵が動くあたりはとても美しい。
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やはり完全映画化は難しいから、どこかは端折る必要があります。原作を読んでいないほうが却っていいのかなぁ。ただ、淡々とした描き方なので、注意していないと画面を見落としたりせりふ聞きそびれたりしそうです。高年というか老年層には受けるでしょう。機銃掃射を経験した世代なら音を聞くだけでぐっとくるらしい。若年層にはどうだろう。伝単、わかるかな。千人針も難しいかもしれない。
by itsumohappy  at 16:10 |  映画 |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑

『君の名は。』

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新海誠監督作(2016年)。

遅ればせながらレディースデーに行ってまいりました。
正直、こういう映画を観に行くのは不安がありました。もし、なんじゃこれ?とか、いったい何が面白いの?とか思ったらどうしよう。自分の感性が試される感じ。もう今の時代の感覚が理解できないかもしれない・・などと考えつつ行ったわけですが。

結論。まあそこそこ観られました(^^; そこそこ、というのはやはりよくわからないところがあったからです。バックトゥザフューチャーやターミネーターみたいに時間軸が戻される映画はもともと得意ではないのですが、この映画も時間の流れをつかむのが大事ですねぇ。やはり、(先進国の都会の)若い人あるいは若い感覚を持つ人向きです。と言っても子供には難しいと思います。2、3度観るともっと理解できるかな。簡単な映画ではないです。

作画の美しさはたいしたもの。ずいぶん手間をかけています。都会の閉そく感、田舎の閉そく感をよく描いています。満員電車で通勤、通学している人にはぴんと来る描き方があります。まだ会ったことのない人を探しに行くというこの映画のテーマは何か。端的には言えないです。君は誰なんだ、名前は何なのだ、と何度も畳みかけてきます。

監督は、いろいろなメッセージを溶け込ませているような。あえて言うなれば、先の見えぬ混とんとした時代(しかも災害大国日本で)に生きる孤独な現代人が求める本物の出会いとは。かな? 
by itsumohappy  at 20:05 |  映画 |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑

『ハドソン川の奇跡』

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イーストウッド監督の新作です(2016年)。原題“Sully”は、サレンバーガー機長のことです。
ハドソン川に不時着したニュースは報道で知っていましたが、その後のいきさつはこの映画が紹介されるまで知りませんでした。

前作『アメリカン・スナイパー』は大変つらく悲しく苦い映画でしたが、今回は、比較的落ち着いて観られます。“We did our job.” の言葉通り、機長副機長の働きが認められてよかった。大画面の迫力はなかなかのものです。やはり飛行機には極力乗りたくないなあ。
by itsumohappy  at 18:39 |  映画 |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑

『エル・スール』

ビクトル・エリセ監督(1983年)。
公開時、観に行けなかったので、そのうちと思いつつ、なかなか機会がありませんでした。
たまたまお店で見かけて、そういえば!と思い出し借りてみた。

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登場するお父さんは、『グッドモーニング・バビロン!』でも兄弟のお父さんをやっていた俳優ですね。
この父には、スペイン内戦時の心の傷があるだけではなく、長年家族に隠れて苦しんできた秘密がありました。この作品は、10代の娘との関わりあいを描く、悲しい物語です。

画面は寒々と陰鬱で、スペインのイメージではありません。北部地方ってあんな感じなんだ。
「南」(エル・スール)のキーワードが謎めいています。実際のところ目指す南がどのような土地かわかりませんが、「再生」や「希望」がそこにあるかもしれないし、ないかもしれない。
いかにも昔のヨーロッパ映画らしい、深みのある作品です。
by itsumohappy  at 23:18 |  映画 |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑

『007 スペクター』

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前作と同じサム・メンデスが監督です(2015年)。
007作品らしくやっていますが、見終わると、面白かった!というより、うーむ‥。という感じ。。
まあ娯楽映画なのでそれなりに楽しめますが、映画の出来としてはどうなんだろう‥。どうしてここでいきなりこうなる!?みたいな、007的シチュエーションはお約束なのでよしとしても、ストーリーに締まりがないのかなぁ。

あと、劇画調のシリーズ映画は、どこまでその世界に入れるかで楽しみ方が変わってくるでしょう。スペクターは、少なくとも前作を見ていないとぴんとこないところがあります。
あどけない感じのボンドガールが着たライトブルーのドレスがよかった。
by itsumohappy  at 23:44 |  映画 |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑

『007 スカイフォール』

体調がかなりわるいと新聞すら読むのもおっくうで、植物図鑑とか眺めていました。ふと、映画ならぼけーっと眺めているだけでいいか。と思い、以前録画しておいた007を見てみました。

007スカイフォールは、サム・メンデス監督作品(2012年)。007は、ボンドの俳優がどれも好きじゃなかったので、進んで見たことはあまりない。昔のTV放映で大人が見ていたのを何となくついでに眺めていた程度です。

スカイフォールは、007の50周年記念ですって。ダニエル・クレイグ、1作目を見たときは特別な印象はなかったですが、今回のはかっこいいと思いました。これまでのボンド俳優の中で私は一番良いなー。なんか、ボンドやるおじさん俳優ってどれもきもちわるいと思っていたけれど、ダニエルボンドは硬質で、おじさん感も悲哀を見せていてよろしい。

このボンドガールは何のために出てきたのだ?ここの話はどうなった?みたいな、ちょっとよくわからないシーンあり。というのは、007ではよくあることなので、まああまり気にしない。冒頭のチェイスやロンドンはもちろん上海などの景色が印象深く撮影されていました。

相変わらずいかれた殺人鬼風のハビエル・バルデムが怪演。レイフ・ファインズが出ていた。こちらもこちらで変わらず端正です。Qをやった人もよかった。

発射装置つきアストンマーチンは何かで出てきたなぁ。こういう いろいろ小道具くっつけた装置が昔の007にはよく出ていた気がするけれども、スカイフォールでは一般的な(たぶん)武器に抑えていたかな。サイバーテロの時代だからでしょうか。
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by itsumohappy  at 23:31 |  映画 |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑

『ジャージー・ボーイズ』

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クリント・イーストウッド監督作品(2014年)。
TVが壊れて新しいのを買ったのを機に、また映画を借りてみることにしました。どんなジャンルでも映画にしてしまう(しかもあまり外れがない)イーストウッド監督、今回はリラックスして鑑賞できる、ブロードウェー・ミュージカルの映画版です。

フォー・シーズンズて知りませんでした。聞いたことのある曲・メロディーが出てきて、ああ、この人たちの歌だったんだ~とわかった次第。主人公の声が独特で、時代を感じさせられます。ときおり、各メンバーが観客に向かって説明するスタイルが初め気になったのですが、観ているうちに慣れました。
グループが成功への階段を駆け上がり、そして転落する過程を描くお話は珍しくないけれども、映画らしくて楽しめる。この前観た『アメリカン・スナイパー』はきつ過ぎました‥。

主人公を何くれとなく助けるやくざの俳優、どこかで見たことあるような??と思ったらクリストファー・ウォーケンでした。あんなにおじいさんになってしまって‥><
by itsumohappy  at 18:08 |  映画 |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑

『アメリカン・スナイパー』

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イーストウッド監督の新作(2014年)。
イラク戦争に4度(!)従軍したクリス・カイルの生き様を描く戦争映画です。ハードな戦場描写は、同監督の硫黄島2作品以来でしょう。いや『アメリカン・スナイパー』は、イラク市民の様相も入っているからこれら以上かもしれない。

私の、「戦争」のイメージは全て歴史上のものであって、近親者に太平洋戦争の体験者がやっといるような感じです。あと、映画で、朝鮮、インドシナ、ベトナム戦争ものを観たかなぁという程度。

イラク戦争では4,400人余りの米国人が戦死しました。米国にとって戦争はずっと続いている。こういう映画を観ると、日本はぬるま湯につかったゆるーい国なのだと痛感します。だいたい、160人を殺した史上最強のスナイパーは、米国では当然英雄視されるようですが、戦後日本の感覚では今ひとつぴんとこないような‥。

普通の愛国者が凄腕スナイパーとなっていく過程も、戦場の様子もつい最近の話なんです。シールズの訓練風景ではキューブリック『フルメタル・ジャケット』(こっちは海兵隊ですけど)を思い出しましたが。
映画は特別の感情が入ることなく、淡々と描かれています。監督は、主人公を礼賛するわけでも批判するわけでもない。ただひたすら現実を突きつける感じです。
by itsumohappy  at 17:46 |  映画 |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑

『東京オリンピック』

市川崑監督(1965年)。
東京オリンピック。戦後の一大イベントですね。
年末にTV放映されていたので録画し、少しずつ観ました。
名前だけは知っている円谷幸吉、アベベ、チャスラフスカ、ヘーシンクたちが動いているのをはじめて見ました。ナレーションによると、戦後すぐのオリンピックに日本は参加を許されなかったらしい。ですが、国力を回復して国際復帰し、とうとうアジアで初めてオリンピックを開催!世の中、希望に満ち、輝いていた時代だったのでしょうね。

映画のはじめ、陸上競技がえんえんと続き、この調子で全種目紹介するのかと少しおののきましたが、後半に行くにつれ、あまり花形とは言えない競技はさらっと済ませていました。陸上が多かったのは、やはり躍動する姿が絵になるからですね。選手の体と表情をいろいろな形でとらえています。緊張の面持ちの選手に、見ている方までどきどきしてきます。

ときたま映る沿道の人々や町・村の光景が時代を感じさせます。
開会式の昭和天皇は威厳に満ちていました。バレーボール観戦する美智子妃殿下も輝いていた。
最後の、マラソンの部分を見て、当時の空気(大気)があまりよくなかったことがわかります。なんか、薄もやかかったようにどよよーんとしているんですね。下は舗装道路なのですが。

パンフレットが家の倉庫にありました。
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by itsumohappy  at 23:05 |  映画 |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑

『風立ちぬ』

言わずとしれた宮崎駿監督の新作です。
本日レディースデーにつき隣町まで観にいってまいりました。

堀越二郎の生涯に堀辰雄「風立ちぬ」のエッセンスを加えた物語です。品があります。夢、希望を示す部分では、アニメならではのファタジックな表現を駆使しています。暗い時代背景ももちろん出てきますが、余計な説明をせず、シンプルです。従って子どもには難しい、というより理解しきれないかな。監督は、自分が撮りたいように撮ったという感じです。
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この映画は「風」が重要な要素ですね。草原、雲、空の描写もさすがです。前半の関東大震災、迫力ありました。映画館だとシーンによる絵のタッチの違いがよくわかります。まるで実写とみまがうような部分もありました。あれってどうやって作図するんだろう。

二郎のせりふまわしはいまひとつかな。ちゃんと声優ないし俳優がやったほうがよかったです。

どうでもよいのですが、二郎のお仕事道具を見て、うちにもあったのを思い出した。
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眺めてもやはり何だかさっぱりわからないですがー。
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by itsumohappy  at 22:26 |  映画 |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑

「レ・ミゼラブル」

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トム・フーパー監督(2012年)。舞台「レ・ミゼラブル」の映画化です。

久しぶりの映画館。最近は家でも映画観なくなってしまってねぇ。これならと思って出かけてみました。レディースデイでもあるし(^^;

この舞台を1988年、ウエストエンドで観ました。私にとって、宝塚を除き初めて観る本物のミュージカルであり舞台でもあって、大変感銘を受けたのを今でも忘れられません。CDも何回聴いたことやら。もともと原作がよい(読んでいて本筋と関係ない描写で疲れる部分もありますが)ところ、優れた脚本と音楽により成功した舞台となったのでしょう。

で、映画でありますが、ミュージカル映画にしても普通のセリフがまずない、徹底的なミュージカルです。皆さん本当に歌っているそうです。ヒュー・ジャックマンは初めて見ました。翳り、凄みがあって今度のアカデミー賞いけるかも。どちらかというと、ジャックマンのほうがジャベール、ラッセル・クロウがジャン・バルジャンのタイプかなぁ。でもクロウのバルジャンで全編もたせるのはちょっと・・って感じ。

エポニーヌ役の女優、短い出演ながらも印象に残りました。テナルディエ夫人のH・B・カーターは、いまやすっかりきわもの系になってしまい、それがまた何だか似合っているので、複雑な気分です。昔は文芸映画の主人公をよく演じていましたからねぇ。

この作品、この音楽に、今回の映画で初めて接する人がうらやましい。
by itsumohappy  at 22:25 |  映画 |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑

『アーティスト』

久しぶりに映画館に行きました。やっぱり大きな画面で観るのはいいな。
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よい映画はシンプルに心を打つもの。でもおそらく制作にあたり膨大なインプットがあったはず。そうでなければ、ストレートに訴えてくるものとならない。主演男優とわんこの名演がみどころです。いやこの映画にわんこは欠かせませんね。善人やわんこの登場は何となくチャップリンのサイレント映画を思い出させます。

近頃は、いかにも人工的で奇をてらった映画が多いからこのような作品が却って新鮮です。白黒サイレントといっても、全くの音なしというわけではなく、今風に作ってあります。
by itsumohappy  at 15:30 |  映画 |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑

『黒部の太陽』

先だってTV放映されたものを録画して観ました。
オリジナルより1時間カットされている「特別編」というものです。それでも2時間ちょっとあるので、もとのはけっこうな大作ですね。

三船プロと石原プロが制作しているせいか、メインの役は三船敏郎・石原裕次郎がやっております。しかし、この二人は演技がちょっと・・・・>< それでも三船のほうは、雰囲気・貫禄でなんとかなっていますが、裕次郎は本物の大根。むくむくして、金正恩みたいでした。どうしてこの人が人気だったのかさーっぱりわからないです。

良いのは黒部渓谷・立山の風景、意外と迫力ある工事シーンと滝沢修に辰巳柳太郎。滝沢修の、品格と凄みのある演技は別格です。映画全体としては、うーん・・普通かなぁ。
キスリングがちょっと懐かしかったです。
by itsumohappy  at 21:59 |  映画 |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑

『切腹』

小林正樹監督作(1962年)。
録画の整理がてら鑑賞。切腹シーンが実に実に・・(>_<)(>_<)(>_<)
いやしかし、これは切腹の話ではなくて、武士道の話です。武士のあるべき様を切腹を題材に描いた。或いは、中身がない、上っ面ばかり(の仕組み)が体よく世間にまかり通っていくというのを、こういうシチュエーションで訴えたといいますか。

仲代達矢をはじめ、三國連太郎や丹波哲郎が若くかっこよろしい。丹波哲郎なんてGメンのおっちゃんというイメージしかなかったけれども、なかなかシャープではありませんか~ 仲代達矢は華があるばかりでなく、目が狂っているのがいい。この映画は、海老蔵主演で最近リメークされたようですが、海老蔵は派手でも狂気はあまり感じられない(観ていないけど)。
何にしても、ちと疲れる映画でした。
by itsumohappy  at 22:25 |  映画 |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑

『コットンクラブ』

F・F・コッポラ監督作(1984年)。
1920年代後半、NYのハーレムにあったクラブを舞台にした娯楽作品。R・ギア、D・レイン主演。公開当時、観に行った友人が、つまんなかったと言っていたので、観ないままでしたが、どうしてどうして、なかなかよい作品でした。音楽、ダンス、ギャングの抗争。映画らしい。当時の雰囲気たっぷり。『ゴッドファーザー』と違って遊び心のある演出です。G・ハインズのタップも見どころです。
by itsumohappy  at 21:43 |  映画 |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑

『ゴーストライター』

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ポランスキー監督の新作です。監督、78歳になるんですねー
映画館で映画を観るなんて何年ぶりか思い出せないくらいです。たまたま、この監督の『戦場のピアニスト』が最後だったかもしれない。

文字通り、ゴーストライターが主人公のお話です。普通のサスペンス映画かと思いきや舞台仕掛けがえらく壮大というか大げさで、米国のドラマ『24』みたいです。米国のどこの地方かよくわかりませんが、雨風吹き荒れる暗い島の描写が印象に残ります。もしかしたら、ひねったコメディなのか風刺映画なのかとも感じられます。

うーむ。面白く作ってはあるけれど、そもそもの設定にあまり関心がもてなかったってところでしょうか。いや、それでも『ローズマリーの赤ちゃん』や『チャイナタウン』などよりは楽しく観られます。
by itsumohappy  at 23:57 |  映画 |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑

『地獄門』

これははじめて観る作品です。やはりNHKで放映されたデジタルリマスター版です。修復の模様も紹介されていました。当時のスタッフが色味のアドヴァイスをし、仕上げました。何でも昔のフィルムの性質として、赤みが強く出るとか夜も昼も同じような明るさになるとかあるのですが、デジタル処理で夜のシーンをもっと暗くするなどの作業は行わず、多少不自然でも公開当時の色や明るさを尊重して修復したそうです。とぎれている音声は、同じ俳優の別のせりふの部分を取ってきて合成しました。

これも1953年の作品。この時代に、もうこれだけのものを作っていたのだから大したものです。お話は、荒法師、文覚上人の出家前のエピソードです。この中世のストーカーを演じたのは長谷川一夫。・・なんかこの方ころころですねぇ。もっとすらっとしているイメージがあったのですが。京マチ子はやはり独特なキャラクターで、この役はちょっと合わないように思いました。

さすがにアカデミー賞とっただけあって、衣装が美しい。寝殿造りの調度の色も印象的です。ものすごく面白い映画というわけでもないですが、最後まできっちり観てしまいます。
by itsumohappy  at 23:52 |  映画 |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑

『東京物語』

イマジカがデジタル修復した昔の日本映画がNHKで放映されました。録画して、久しぶりに観たよ『東京物語』。これはつらい映画なんだけど、観始めたらやっぱり最後まで観てしまった。つるつるのきれいな画面&音声になっていました。この映画のオリジナルは火災で失われており、デュープのデュープとかで上映されていたそうです。

1953年の作品です。戦後8年経ってだいぶ社会が落ち着いてきている感じがわかります。高度成長前夜を伺わせる場面もあります。それでも戦争の傷あとは人々の心にまだ生々しく残る時代。淡々とお話は進みますが、ちくちくと気持ちを突かれます・・。三男の存在など、忘れている箇所もありました。俳優の演技は下手なのか当時のスタイルなのかなんだか変です。東山千栄子が一番名演に思えました。笠智衆はもう半分惚けているようなよれよれ老人ですが、当時49歳。夫妻で、愚痴も言わずに、わしらええほうじゃよ、幸せなほうじゃよ・・と確かめ合うところが何とも泣かせます。

フィルムの修復についてですが、ぴかぴか画面が洗ったようにきれい。もちろん雨など流れないので却って不自然?という妙な感想です。
by itsumohappy  at 23:13 |  映画 |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑

『オーケストラ!』

昨年公開されたフランス映画(かな?)。ソ連末期、偽楽団が「ボリショイ」をかたってパリ公演を行うというコメディ(かな?)。それなりに面白い話で役者もいいのに、映画のつくりを失敗しています。雑。どたばたのバランスがとれていない感じでもったいない。どたばた一辺倒にすればはっきりするけど、成り行き上、そういうわけにもいかず、却って中途半端になってしまったのでしょう。

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『海外特派員』

最近、映画全然観ていません・・ということでこのところNHKでヒッチコックの特集をしているので、未見のものをひとつ録画して観た。『海外特派員』(40年)でありますが、うーん。昔からヒッチコックの映画はあまり面白くないなぁと思っていたのですが、やっぱりあまり面白くなかった。はらはらさせます~というシーンではそれなりにはらはらしますんですが、それほどスリリングだと感じないんですよねぇ。古いから?理由はよくわかりませんが。『海外特派員』は、時局を反映して何となくプロパガンダじみています、時代を感じさせます。
20作位は観たけどどれも印象がうすいです。あ、でも『疑惑の影』なんかは面白かったかな。
by itsumohappy  at 22:01 |  映画 |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑

THIS IS IT

TV番組がつまらない。人が大勢出てきてああだこうだ言っている騒々しいのばっかり。平日は特に見るものがないです。短い時間でも見ごたえあるものを見たい。なので、DVDをいくつか買ってご飯の間に鑑賞することにしました。
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マイケルのTHIS IS IT、いつのまにか上映が終わっていて、レンタルも今のところないみたいなので買ったのだ。これで最後にするんだって言っていたツアーのリハーサル模様をまとめたものです。

幻となってしまったツアーですが、実現していれば規模も内容も間違いなく空前絶後、歴史に残るものでした。映像から、最高のパフォーマンスのためにそれこそ心身を削り全身全霊を傾けた様子が十分うかがえます。キレあるダンスをしつつも手の大きさがやたら目立つくらいに痩せたマイケルが痛々しい。長生きはとても無理そうな感じに見えた。実際、70、80歳のマイケルなんて想像もつかないです。でもどうせ召されるのならこのツアーが終わってからでよかった。いやこの企画自体が寿命を縮めたんですね。

アイデアにあふれ、演出でも妥協を許さない姿勢ですが、周りをいたわり尊大な様子など全くない。そんな人となりが伝わってきます。究極のエンタテイナー。もうこんなスーパースターは二度と現れないでしょう。
by itsumohappy  at 22:56 |  映画 |  comment (2)  |  trackback (0)  |  page top ↑

『わが命つきるとも』

フレッド・ジンネマン監督作品(66年)。
最近NHKBSで、昔の映画を思い出したように流しています。この映画は、子供のころ観たことがあるのですが、理解できなかったので、いつか機会があればもう一度観よう、ということだけ覚えていました。年とったせいかさすがに今回は筋についていけた(^^; 見所としましては、なんといってもトマス・モアを演じたポール・スコフィールドの重厚な演技でしょうか。ロバート・ショーのヘンリー八世もなかなかいい雰囲気でていました。あと、当時の衣装や宮廷の様子が興味深い。たとえ有名な話であっても、こういうある意味ネタばれのタイトルはよくないね~ 原題は、“A Man for All Seasons”といいます。意味は・・よくわからない(^^;

ジンネマン監督は、他に、真昼の決闘、地上より永遠に、ジャッカルの日、ジュリアなど撮っています、どれも見ごたえあるドラマです。
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『静かなる男』

ジョン・フォード監督作品(1952年)。
500円DVDに入っていた2作品のうちのひとつ(もう1作品は『わが谷は緑なりき』)を観ました。約130分と比較的長い。かなり牧歌的で善良なつくりのせいか実際はもっと長く感じました。アイルランドの風景、伝統に親しむコメディ?でしょうか。のんきな時代のゆるく楽しい映画。なんかよくわからない感想ですが。

ジョン・ウェインて味わいのない俳優です。ウェインと闘う役のヴィクター・マクラグレンのほうがよっぽど面白い。同じアイルランドものなら、フォードの作品でマクラグレン主役の「男の敵」(これもアイルランドもの)みたいな、緊張感漂うドラマのほうが私は好きですね。
by itsumohappy  at 23:54 |  映画 |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑

『グラン・トリノ』

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イーストウッド監督の新作です。レンタル開始となったのでさっそく借りてまいりました。
グラン・トリノは車の名前です。車が重要なモチーフのひとつとなっています。

鑑賞しながら、イーストウッドのかつての作品『許されざる者』を思い出しました。虐げられし善人を救うという話が共通しています。『グラン・トリノ』は現代の西部劇。さわやかな結末とはいきませんが、まあ本当によく練られて作ってあると思いました。イーストウッド氏は、自身が画面に登場するのはこの作品が最後だと語ったそうです。あっぱれな最後の姿でした。
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『007 カジノ・ロワイヤル』

あー何か面白い映画ないかなぁ。

06年公開の007、借りてみたけどスリリングじゃなかった。アクションもそれなりに入っていますが、どうしてそそられなかったのだろう。のめりこんで観るのではなく、なぜわくわくしないのかその理由を考えながら観るのって何だかなあ。

ダニエル・クレイグの新ボンド自体はよかったですよ。がんばって演じていました。構成がゆるいんですね、きっと。大味といいますか。冷戦が終わってしまうとテロねたしかないんでしょうが、もう少し面白い展開にならないかしらん。
 
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最近の映画は2時間強だから、ひきつけてくれないと時間がもったいない。ストーリーが出尽くしている今日、ジャンルは何であれ、新作映画で心底楽しませてくれるものになかなか出会えない。
by itsumohappy  at 21:32 |  映画 |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑

『レッドクリフ』

PartIとIIで5時間弱のアクション映画。去年から今年にかけて公開されました。監督はハリウッドでも撮っているジョン・ウー。「赤壁の戦い」前後にしぼったお話です。

三国志演義、ちゃんと読んだことないので、どこまで忠実に映画化しているかよくわかりませんが、一応それなりに見せる映画にはなっている。中国では大ヒットしたらしいです。戦闘シーンが長く、カンフー映画を思い出します。劇画調といいますか、わかりやすすぎるくらいCG使っているのでお金かけているだろうに薄っぺらに見えます。TV画面のせいもありますが。
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意外にもトニー・レオン演じる周瑜が主役でした。金城武の諸葛亮も活躍していた。成都で売っていた「孔明先生の羽」買ってくればよかったかな。あれでゆったりあおぐだけで、なんかひらめいてきそうではありませんか。

曹操、劉備をやった俳優は存在感あってよろし。関羽と張飛はベタすぎました。趙雲はかっこよいから許す。
細かいところは気にしないで観るタイプの映画でしょうけれど、ちょっと長いねぇ。
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『チェンジリング』

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米国映画(2008年)。イーストウッド監督の近作です。
Changeling、って知らなかったけれど、妖精が、人間の子を奪ってかわりにみにくい子を置いていく「取りかえ子」のことだそうです。

信じがたいのですが、実話の映画化です。LA市警の腐敗が取り上げられています。1920年代の米国ではこんなことがあったんだ・・・と恐ろしいシーンが次々展開されます。

最初から最後まで緊張感の途切れない演出とアクション女優(だと思っていた)A・ジョリーの名演を堪能できます。当時の服装や街、職場の描写も印象的です。お話は重く、気分爽快!というわけにはいきませんが。

イーストウッド監督にはずっとこういう力作を作り続けてほしいです。
この作品の次に公開された『グラン・トリノ』のレンタル開始をじっと待ちます。


by itsumohappy  at 23:53 |  映画 |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑

「ココ・シャネル」

映画「ココ・シャネル」の試写に行ってきました。
ココをシャーリー・マクレーン(おおまだ現役だったか)、その若い頃をバルボラ・ボブローヴァというちょっとジュリエット・ビノシュのような感じの女優が演じていました。

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内容は、ココ一代記。戦争、女性の社会進出など時代の流れに敏感で、傲慢なまでにプライド高く才能溢れるクリエイターのお話。現在と過去を交錯させながら物語が進行するスタイルです。マクレーンの貫禄は当然としてボブローヴァもなかなかの好演。ココのビジネスパートナーとして、今や好々爺と化したマルコム・マクダウェルが出ていました。

見どころは、当時のファッションとココが創る服や帽子の数々ですねぇ。一人で着られる服、足を出す服というのが斬新だった時代です。
映画の出来・・うーむ。こんなものでしょう。男性が都合よく登場してくるので(実際そうだったのかもしれませんが)何というかところどころしまらない感じ。
 
8月8日より公開です。・・・まぁ、DVDでよいかもしれませぬ。

シャネル・スーツってこういうのです。
このスーツは血で汚れてしまいました・・
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『劔岳 点の記』

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渋谷で観てきました。買った前売りは銀座か渋谷の2館で有効だったので。観客は中高年のほうが多かったけれど、若者もおりましたよ。初回でも8割位の入りでした。

迫力ある映像です。空撮、CGは使っていないそうです。絶景の数々に満足♪ 自分がその地に立って風景を見ている、つまり行ったような気になりました。
圧倒的な大自然の前に、人間の存在や営みは実にはかない。

海(だと思うのだけど)をはさんで、雪をいただく立山連峰がそびえるカットがありました。海越しに高山が連なって見えるのは関東ではないので、めずらしかった。
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『おくりびと』

帰りに『おくりびと』のDVD借りました。遅ればせながら・・。いまだ新作扱いだったので1週間借りられなかった>< たまたま帰りが早かったので速攻夕食とって観ました。

評判どおりの映画です。正攻法でも深刻になりすぎないよう、映画として楽しめるよう、ものすごく考えられています。鳥海山や白鳥、久石譲の音楽が美しい。食べ物の扱い方が面白い。山崎努の上手さにはうなってしまいます。広末の演技は、ちょっと気持ちわるかったかな(特に前半)。

こういうきちんとしたドラマを観ると、なんというかあとが心地よいです。
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